雨音が聞こえる。

それ以外の音はない。


過去に親しくしていた女性で、
不思議と、
逢う日はいつも雨
ということがあった。

駅で待ち合わせるとき、
互いに傘を持っていた。


そんなことを思い出した。


夕闇時、
彼女と別れる頃には、
雨は上がっていた。


二人で、
星を見ることは許されない恋
だった。

酷く懐かしい。