薔薇は
退屈な日常に 
浸かりきらぬように

棘を持つ


然りとて
退屈を凌げる訳もなく

小首を傾げて
憂う



広くもない
水槽を泳ぐ
金魚の如く

明けぬ夜の
大気の中
佇みつ


退屈に任せ


想ふ