瞬きの数だけ
出逢いがあり

呼吸の数だけ
別れがある


痺れた左の腕が
帳の上がったことを
知らせる 

頬を撫でる風の
なんと優しいことか

暖かさを感じた分だけ
この胸が痛むというのに





ひとり
凍える心を
慰め続ける日々を課せられるくらいなら
いっそのこと

恋慕にて
誰かを大切に思う程に
空いてしまった穴を
塞ぐことこそ険難




今宵もまた
遭逢叶わず