カレイドスコープいつの日にか見た更紗の中 大好きだった長い髪が揺れて刹那に見えなくなってしまったとき時折流した涙を集めてその欠片を磨く出来上がったのは不恰好な硝子玉幾つもの面が情け無いわたしを映して木と木の間重なる葉の隙間仰ぐ自分に少しだけ差す陽風の言葉は詠めないけど心地良いから委ねてゆこう吐く息が白さをなくすまでわたしはきっとあなたを想うあなたを忘れてしまうまでわたしは沢山あなたを謳う傷唇夜肌闇みんななくなったらわたしはまた涙するだろう