いつの日にか
見た


更紗の中 
大好きだった長い髪
揺れて
刹那に
見えなくなってしまったとき


時折
流した涙を集めて
その欠片を磨く

出来上がったのは
不恰好な硝子玉

幾つもの面が
情け無いわたしを映して



木と木の間
重なる葉の隙間

仰ぐ自分に
少しだけ
差す陽

風の言葉は詠めないけど
心地良いから
委ねてゆこう


吐く息が
白さをなくすまで
わたしはきっと
あなたを想う




あなたを忘れてしまうまで

わたしは沢山

あなたを謳う





みんななくなったら


わたしは

また


涙するだろう