秘密本当のことをわたしは幾つ手にすることが出来ただろう幸福なときよりも痛みは鮮明に思い出せてしまうそんな古傷が幾つかある苦しみさえも与え合う誰にも言えぬ秘密の恋其れは強烈に焼きつくような痺れに似て曖昧になり麻痺してゆく善きことと許されざることの境界わたしはもう堕ちてしまった