夢が夢でなくて覚めないとしたら | This is my daily life ぷれぜんてぃっど ばい 癒鈴

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多趣味な癒鈴が日々の出来事をそれとなく綴っているブログです(`・ω・´)

趣味に関してはマイプロフィールの自己紹介に書いてありますので、そちらをご覧くださいm(__)m

ちなみに普段は基本的に学校に行って終わったらバイトという日常を送っていますw

俺の名は東條 翔楽(とうじょう かけら)。


16歳のしがない高校1年生だ。




俺には2つ下と7つ下の妹がいる。


姉の方が彩芽(あやめ)、妹の方が紗香(さやか)。


自慢じゃないが非常に可愛く育っていると思う。


彩芽は発いk(ry




さて、そんな俺は小さな頃から1人だけ15畳という広すぎる部屋を与えられていた。


別に俺ん家が金持ちってわけでもない。


他の部屋はせいぜい5,6畳程度だからな。


とまあ俺の部屋が広いせいもあってか、昔はよく妹たちの遊び部屋になっていたんだ。


俺は妹たちが可愛かったし、親が俺に広い部屋を与えた理由もこれだろうと思っていたから邪険にはしなかった。




そして月日が経つに連れて妹たちは俺になついていった。


彩芽からは「おにいちゃん」と呼ばれ、紗香からは「にぃに」と呼ばれるようになったのだ。


この頃には俺もすっかりシスコンになっており、夢のような妹たちとの生活が嬉しくてしょうがなかった。




だが、この生活も長くは続かないだろうと思っていた。


妹たちは妹である以前に1人の女の子なのだから。


いずれは彼氏もできて兄離れするのだろうと分かっていたんだ。




しかし、俺と妹たちの仲の良さは現在になっても変わっていない。


中学2年生と小学3年生になった彩芽と紗香は今も昔と変わらない呼び名で慕ってくれている。




そんな中、数日前に事件が起きた。


いつも2人で風呂に入っている妹たちが俺の入っている風呂に侵入してきたのだ。


ぶっちゃけ頭の中は「なにこのアニメみたいな展開!!」と爆発気味だったが、それ以前に妹たちの様子がおかしい。


てっきり悲鳴でも上げて嫌われるもんだと予想していた俺とは裏腹に、紗香が頬を赤らめながら「一緒に…入ろ?」なんて言い出したのだ。


すると彩芽が続けて、「わ、私はその…紗香が一緒にって言うから…」と言いながら耳まで真っ赤にしていた。


俺は理性を保つ自信が揺らいだのでそれらしい理由で拒否の姿勢を取ったが、紗香が今にも泣き出しそうになったので諦めて一緒に入ることにした。


だが本当に大変なのはこのあとだった。


妹たちは背中を洗ってほしいだの髪は優しく洗ってほしいだのと注文をしてきた挙げ句、見事に石鹸で転んだ彩芽を支えたら俺の手が胸にアバババババ


仕舞いには紗香が湯船に3人で入りたいと言い出し、あらんことか体が密着状態に…。


そんな天国のような地獄が終わるまで、俺の理性がよく持ったなと我ながら感心したのを鮮明に覚えている。


鮮明に覚えているのはそれだけじゃないが…。




そして昨日。


俺が学校から帰ると、何やら引っ越し業者のような人たちが家に出入りしていた。


何事かと母に問いただすと、俺の部屋にダブルサイズのベッドを買ったと言うのだ。


俺には必要ないと母を説得しようとしたが、母は「翔楽が今は必要じゃなくても、いずれは必要になる」の一点張りだった。


一体何を考えているのかと甚だ疑問に思ったが、あって困るものではないと割り切ることにした。




しかしその夜、再び事件は起きた。


まだ6月も中旬だというのにやたらと蒸し暑く、あまりの暑さに俺は目を覚ました。


水を飲みに行きたくて起き上がろうとしたら腕が自由に動かないことに気付いた。


時刻は深夜3時、まさに丑三つ時である。



半ば諦め気味になったその時、ふと横を見ると腕が動かない理由がすぐに分かった。


何故なら俺の両腕は妹たちによってガッシリとホールドされていたのだから。


出来れば冗談であってほしかったが、残念ながら紛れもない現実の出来事だ。



俺は改めて冷静になると、いろいろとイケない考えが脳内を支配し始めた。


左腕にだけ伝わる柔らかな感触…


少しはだけたパジャマ…


シャンプーの香りに混じって仄かな汗の匂い…


額にじんわりと浮かべる汗…


それと、可愛すぎる寝顔



客観的に見れば美少女に挟まれて夜を過ごしているという羨ましすぎる状況にしか見えないが、実際はその美少女が妹であるというのが問題なんだ。


俺はもはや思考することをやめた。


ただただ心を無にして自制心を失わないようにしたんだ。




そして今朝、結局あれから一睡も出来なかった俺は妹たちが起きるのを今か今かと待ちわびていた。


6時半、ちゃっかり彩芽がアラームをかけていたらs…アラームがおかしい。


なぜかアラームが「おーい、彩芽起きろ~」という俺の声だった。


俺が彩芽と紗香を起こしに行くのは彩芽と紗香が寝ているからであって、まさか録音されているとは思いもしなかった。


まあ悪い気はしないのだが。



するとアラームの音と共に彩芽と紗香が起き出した。


俺が怪訝な顔つきで2人を見ていると、2人は満面の笑みで「おはよっ、おにいちゃん(にぃに)音符」と返してきた。


言ってやりたいことはたくさんあったが、そこにはまたも2人の笑顔に負けてしまう自分がいて。




クソッ、なんで俺の妹がこんなに可愛いんだよ…


俺は自分の理性がいつまで保てるか心配になった。




――――来年も、再来年も、その先もずっと仲良し兄妹でいられることを今ここに願おう






※この作品はフィクション、もとい癒鈴の妄想です。 人物名などは全て架空です。 妄想です←




ちなみに3人のスペックを考えてみたらこうなった↓


翔楽
・身長:176cm
・体重:55kg
・B:NO DATA
・C:NO DATA
・H:NO DATA
・容姿:特別カッコいいわけではないが、平均以上。髪は若干栗毛が入っている。


彩芽
・身長:151cm
・体重:38kg
・B:78cm
・W:54cm
・H:79cm
・容姿:可愛い。あとは個々の妄想で理想像を作り上げてください←


紗香
・身長:135cm
・体重:27kg
・B:62cm
・W:47cm
・H:63cm
・容姿:可愛い。以下略←