ダ・ヴィンチ・コードで有名になったロスリン礼拝堂(Rosslyn Chapel) | Lancashire スローライフ

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しばらく、間が空いてしまいましたが、エディンバラに行った時の続きです。

スコットランド滞在最終日の朝、ホテルをチェックアウトして、まめちゃん達のホテルで合流。
最後にエディンバラの景色を見納めです。



  


近くでデリのお店を見つけたので、そこで朝ごはんを食べる事にしました。
お得な朝食メニューで、飲み物付きで、中に挟む具材をリストの中から3つ選んで、サンドイッチにしてくれるのが安かったので、それにしました。



私は、マッシュルーム、トマト、卵を選んだら、こんな具沢山のサンドイッチでした。
大きすぎて、挟んであるスクランブルエッグがボロボロ溢れて、食べにくかったけどボリューム満点でこれにコーヒか紅茶付きでとってもお得な朝メニューでした。
(紅茶は薄くて、美味しくなかったけど
初日もこのお店見つけてたら、ここで食べたのにな~。

このすぐそばにあったお店にマーズバーのフライ売ってますって張り紙がありました。
マーズバーってスニッカーズみたいなチョコレートバーでキャラメルソースみたいのが入ったので、スコットランド名物がこのマーズバーのフライなんです。(日本で言うアイスクリームの天ぷらと同じような感覚?)
以前からスコットランド名物って言うのは、聞いて知ってはいたけど、なかなかお目にかかる機会もなく、初日にこの張り紙見て、これはみんなで一度買って、試してみないとねって話をしてたんです。
夜はお店閉まってたので、別の日にって言ってて、結局、食べてない
でも、朝からこんなボリューミーなサンドイッチ食べてお腹いっぱいになっちゃったし、チョコレートバーのフライって事は、買ったらすぐ食べないといけないし、マーズバーその物は、結構甘くて、くどいし、しかも揚げ物だし、話のネタに気にはなるけど、今は食べたくないよね?って事で、結局、食べられず・・・
買って、後で食べてもOKの物だったら買ってみたんだけどね。
又、どこかで見つけたら、マーズバーは好きじゃないけど、次回は挑戦してみたいなぁ。

これで、エディンバラを後にし、私達は、湖水地方へ移動する前にちょっと遠回りして寄り道を。
エディンバラに行く前にNさんがウィスキー蒸留所巡りをしたいと言ってたので、エディンバラ近郊にある蒸留所を調べてたら、Glenkinchie(グレンキンチー)と言う蒸留所があって、見学ツアーもやってたので、最初は、そこへ行くつもりにしてました。
その行く途中にロスリン(Rosslyn)と言う町があって、なんと、ダ・ヴインチ・コードで有名になったロスリン礼拝堂があると言う事で、その蒸留所へ行く時にロスリン礼拝堂に寄って見学しようと。
でも、調べてるうちにスコットランド最古のウィスキー蒸留所グレンタレットもエディンバラから日帰り可能な距離で、しかもFamous Grouseを作ってる蒸留所と知ったので、どうせ見学するなら、グレンキンチーよりもよく知られてるウィスキーを作ってる最古の蒸留所グレンタレットを見学する方が良さそうだねって事で、グレンタレット蒸留所へ行ったけど、このロスリン礼拝堂はやっぱり見てみたくて、立ち寄って行く事にしたのです。

まめちゃん達にも、ロスリン礼拝堂も寄ろうって話をしておいたので、私とボンもまめちゃん&Nさんも映画は見てたけど、エディンバラ行く直前にそれぞれ、DVDでダ・ヴィンチ・コードを再度見直しておきました。



エディンバラから車で約30分ほどで、Rosslyn Chapel(ロスリン礼拝堂)に到着です。
映画でも山奥の高台にあるように写ってたけど、ちょっと登ってきたところにありました。
実は、原作本、映画ではRoslin Chapelとスペルは違ったようです。(これは、元来Roslinと綴られ、ローズライン=Rose lineの名前の起源としてたようです)



礼拝堂の横にあった民家らしい家を見て、ボンがこの家、映画に出てた!って言うんです。
私達3人は、う~ん、覚えがない・・・
後で、帰ってきてからDVDでチェックし直したら、ボンが思ってたのとも違ったようだけど、礼拝堂に到着したラングドンとソフィアがソニエールの話をしてる時に垣根の向こうに少しこのオレンジの壁の家上の部分だけが写ってました~




実は、このロスリン礼拝堂は、この映画の撮影時、修復作業をしていて、外観は大規模な足場が組まれていてCGで合成された物だったようですが、内部は、既に修復作業も終わってて、実物を撮影してたようです。



このお墓?も装飾が綺麗って思ったら、この礼拝堂を所有したアール公爵4世が埋葬されてる記念碑だったようです。
元々、この建物を建てた所有者セント・クレアー(サン・クレール?)家族以外の墓としては、初めての墓みたいです。



この入口から中に入りました。



こちらが礼拝堂の裏側になりますが、昔は、裏のドアが女性用の入口で、私たちの使った正面の入口は男性用だったそうです。今では区別がなく、女性用のドアは閉鎖されてました。

中に入ると、映画で見てたよりも小さいかな?と言う感じ。
そして、思わず、開いた口が塞がらないと言う感じの凝った装飾に、本当に圧倒されます。
こんなにもあちこちに細かく彫り物がされてるのは、今まで見た事がありません。
柱、一つとっても天井も壁の装飾も全部それぞれ違うデザインになってて、本当によくここまでの装飾をほどこしたな~って関心してしまうほど。
残念ながら、内部は撮影禁止だったのですが、こちらのページから一部、写真が見れるので、良かったら、是非、覗いて見て下さい。

とにかく見ても見ても飽きない位にすごい装飾で、見応えあって、入口でもらったパンフレットの内部の彫刻の説明を見ながら、1個ずつ確認してみたけど、全てが違うからほんとに驚きです。
これだけ精巧にできてたら、確かに色んな謎が隠されてもおかしくないな~という感じ。
しかもこの礼拝堂、元々は、1446年に貴族ウィリアム・セント・クレアー(サン・クレール?)によって建てられた物で、完成まで40年の歳月がかかったそうです。この建物の装飾にどれだけのお金を費やして、この礼拝堂を建てたんだろう?どうして、ここまで装飾にこだわったんだろう?と色々考えちゃいます。

中を見学していると、スタッフの一人が、これからこの建物について説明しますので、みんな座って聞いて下さいと。もし、途中で退席したければ、退席はご自由にと言う事で、中にいた見学者がみんな座って、スタッフの話に耳を傾ける事に。
思った以上に説明は長く、詳しく色んな事を説明してくれました。
最後に中央の通路のある部分を示して、この下には、磁気ラインがあって、ここに立って、力を抜いて30秒ほど数えると、感じる人には、何かを感じる場所で・・・なんて説明があったから、立ってみたけど、なんか感じたような感じなかったような・・・

説明を聞いてから、再度細かい装飾を見直したり、見逃してたところを確認したり・・・。
最後に地下も見てこないと・・・と地下に降りたら、地下の壁には色付きの壁画が残ってたり。
映画で地下を降りたところに、マグダラのマリア様が眠ってて、古文書等が並んでた部屋はなかったけど、とにかく見応え十分で、ちょっと車がないと不便ではあるけど、エディンバラに行った際には、是非、ロスリン礼拝堂には足を運んでもらいたいな~と思える見応えたっぷりの素敵な場所でした。
これらの装飾は、ダ・ヴィンチ・コードファンでなくても本当に素晴らしくて、見る価値あります。

そして、このすぐそばにあるロスリン城跡へ向かいました。





礼拝堂には、沢山の人が訪れてたんですが、ここまで足を延ばす人は、少なかったのか最初は私達もどこにあるのか探して、やっと見つけたんですが、礼拝堂からちょっと下に下って川の方へ向かうと見つかりました。


最後にラングドンとソフィが、この遺跡の前に立って、ソフィが祖母から、自分の家族の事をもう少し聞いていくから・・・と言ってたのがこの場所でした。



そのすぐ後ろにあった家には、プライベートの看板が出てたけど、この家がこの礼拝堂の所有者の家かな?と。
そして、映画では、たぶんソフィーのお祖母さんが住んでる設定になってたんじゃないかな?



映画は緑が綺麗な時期だったから、ここももっと緑がいっぱいだったけど、この時期は、ちょっと殺風景な感じでした。
でも、映画の撮影に使われた場所を見たと言う事で、なんかちょっと感動すると言うか・・・

思ってた以上に見応えあって、予定より時間も押してしまったけど、私達も十分楽しんだ場所になりました。

この後、グレンキンチー蒸留所も見学ツアーには入れないけど、ちょっとだけ覗いてみたいと言う事でそこまで足を伸ばしたので、お昼はコンビニで買って、車の中でささっと済ませました。





グレンキンチー蒸溜所に到着!
中に入って、お土産コーナーを覗いてたら、スタッフが声かけてくれて、2階あがったところに無料のウィスキーの歴史を紹介したミュージアムがあるから覗いて言ってと教えてくれたので、ちょっと覗いてみました。
グレンタレット蒸留所で見てきたウィスキー製造の模型が並んでたり、ウィスキー製造に使ってただろう物が展示してあったり、オーク樽を組み立てる映像を流してたり・・・。
蒸留所見学しないなら、あまり来る意味もないかな?と思ってたけど、まぁ、それなりに悪くはなかったです。
こちらの蒸留所は、エディンバラから送迎付の見学ツアーもやってるようなので、せっかくスコットランドに来たから蒸留所も見学したい!という人には、訪れやすい場所かもしれません。

ここを後にして、私達は、スコットランドからイングランド・湖水地方へ向かいました。
結構、遅くなってしまったので、湖水地方着いた時は、真っ暗の中、峠越え(暗くなってからはできれば避けたかったのだけど)しないといけず、ちょっと大変でしたが、無事に夜に別荘に到着できました。