2月16日、大切な友人の一人が地上での時間を終えて旅立ちました。
なんだかまだ現実味がありません。
約2ヶ月の間、病室の彼女を見守る中で、いつかこの日がくることはわかっていたはずなのに、そして昨日お別れもしてきたのに。何が変わったのかよくわからない感じ。
ただもうあの病院に行くことはないんだなぁってぼんやり思うだけです。

一緒に1800キロの旅に行ったのはほんの3ヶ月前。
あれからもうずいぶん時間が経ったような気がします。
でも行けてよかった。
他にもいろいろできてよかった。
全然十分とは言えないけど、それでも。

誰であれ、ともに過ごす時間には限りがあるのだと、本当は当たり前のことだけど、でもそれを実際目の前に示されたことで、できたことがたくさんあった、と思う。


彼女のリーダーシップの下で動くのが好きでした。
彼女の企画をひとつひとつ一緒に実現していくのはすごく楽しかった。
時に愛すべきわがまま姫ではありましたが(笑)
それでも私の意見にはよく耳を傾けてくれました。
裏方の作業をすることが多い私に気を遣って、こまめにありがとうを言ってくれました。
誰も気づかないような努力の跡を評価し、褒めてくれる人でした。
そして、お互いの感じていることを、ほぼ温度差なく共有できる数少ない友人の一人でもありました。



さよならするのは本当につらい。
もう会えないのはあまりに悲しい。
でもしょうがない。しょうがないよね。
文章を書いていたらだんだん現実味を感じてきました。


すべての出会いに感謝します。
嬉しいことも、悲しいことも、すべてが人生の一部です。
ありがとう。