今年もようやく娘のバレエの発表会が
終わり、ホッとしているところです。
毎年発表会前に娘が言い続けてきた言葉。
「発表会終わったらバレエ辞めるしね！」
言い続けて8年が経ちました。
今年の娘の決断は硬く、いよいよ本当に
バレエを辞める時がきたな…と
親の私も覚悟を決めていたのですが…
やっぱり辞めない…と言ってきました。
なんだかんだ言いながらも
結局はバレエが好きなんですよね。
中学生になって、バレエの情熱が
一気に冷めたような感じがあり、
練習へ行くのも嫌々行ってるように
見えていたので、
「嫌なら辞めれば？」
とよく言っていました。
その都度、娘とは言い合いになって、
よくケンカしてました。
そんな気持ちで練習へ行っても上手くなる
わけないし、一生懸命指導してくれている
先生にも失礼だし、共に舞台に立つ生徒さん
にも迷惑になるだけだから…と私は
思うのです。
それに自分のためにもよくないし。
本当に嫌なら辞めるべきだと…
娘がどうしたいのかよくわからなくて、
娘の曖昧な態度に
私もイライラしていたのかもしれません。
だけど、昨日の発表会での娘の姿を見て
思いました。
「あー、やっぱりこの子は
バレエ好きなんだ」と。
舞台の上でニコニコしながら
踊る娘を観て、涙が出てきました。
きっと娘も悩んでいたのかな…
中学生に入って環境も友達も一気に変わり、
私の目から見る限りでは
娘はとにかく学校生活が楽しく
て仕方ない様子でした。
友達も沢山できて、遊びに行く行動範囲も
一気に広がり、
オシャレしたり、流行に敏感になったり…
友達との関わりでどんどん娘が
変化していくのが私は少し不安でした。
学校生活を楽しんでくれているのは
嬉しいのだけど、時々なんとなく
娘が無理をしているように見えて
痛々しく感じることがありました。
体調も崩しやすくなったし、
貧血や腹痛がよく起こるようになり、
いつもイライラしているような感じでした。
反抗期かな？とも思ったけど、
やっぱり心配だから病院へ連れて行き
先生に診てもらうと、
「この子、すごく疲れてるよ」
と先生に言われました。
娘は疲れてないと言い張るけど、
自分では自覚できていないだけで、
色んなことが娘の中ではけっこう
いっぱいいっぱいになっていたように
思います。
学校、友達、習い事、私との関係…
心と身体が一気に成長する今のこの時期、
娘は変化の早さに戸惑い、それでも
一生懸命ついていこうとしていたのかな…
どうしたいのか自分でもよくわからなくて
イライラしていたのかな…
自分が娘に言い放った言葉を思い返し、
反省しました。
自分もそんな時期があったはずなのに、
親の立場になると、どうしてもエゴが
出てきてしまいますね。
私の価値観や考え方を娘に押し付け、
理解してくれない娘にイライラして…
私は36年生きてきて、その間色んな
経験をして今の考え方があるわけで…
私がしてきた経験も人との出会いも
娘とは全く違うはずなのに、
自分の目線でしか娘を見れていなかった。
今、理解してもらえなくても、
娘も経験を通して理解する日がくる。
だって私だって最近ようやく
理解できるようになってきたばかり…
それにまだまだ理解できていない事の方が
多い。
それはこれからも人との出会いや経験で
理解していくのだと思う。
自分だって成長過程なくせに、
全てを理解したかのように娘に
偉そうなことばっか言っていた自分が
ほんと馬鹿みたい。
舞台で踊る娘を見ながら
何度も心の中でごめんね。ごめんね。と
叫びました。
今回のこの経験で私はまた一つ
成長できました。
こんな素晴らしい経験をさせてくれている
娘に感謝です。
これからもバレエを続ける娘を
一生懸命サポートしていきたいと思います。
頑張った娘を誇りに思います。
ありがとう♡
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