大切な猫友ちゃんのお話 | LANA CREO * 羊毛日記 *

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= 羊毛フェルトで作る小さな仲間たち =

前回のつづき・・・


わたしがこの猫ちゃんと最初に出会ったのは、

今年の春か夏の初め頃だったと思います。

職場が近く、昼食の後、毎日のように散歩に出かけていた際、たまたま見かけたのですが・・・

 

『どうしたの? この猫ちゃん!?』

 

お耳に『さくら印』があったので、地域猫ちゃんだということはわかりましたが、それにしてもあまりにも毛がボロボロで、てっきり病気か何かだと思い、それから特別に気にかけるようになりました。

 

毎日姿を見ていたわけではないですが、ほぼ同じおウチの玄関先にいるので、わたしも意識的にそこを通るようになり、猫ちゃんもわたしを覚えてくれたのか、ある日思い切って近づいても逃げることはありませんでした。

 

そして、わたしの中に葛藤が生まれました。

 

そのあまりにも可哀そうな姿に、どうにか保護できないものか・・・

仮に保護できたとしても、猫ちゃんは環境が変わるとストレスになる場合もあるので、かえって良くないかもしれない・・・

 

そんなことを考えながら、とにかく見守りだけはしていこうと、姿を見かけた時には話しかけ、その懸命に生きる姿に、わたしの方がパワーをもらい、癒されていました。

 

地域猫ちゃんだから、もしかして名前があるのかも?

なんていう子だろう?

なかったら、可愛い名前を付けてあげようか?

 

そうこうしているうちに、季節は秋になりました。

 

つづく・・・