貴方の温もりに   優しさに慣れてしまって

何かが欠けていると感じるようになったのはいつからだろう



新しい職場で出会った彼は   貴方とは正反対

うわべだけの優しさ  利己的  ずる賢い


私のこと好きでもなんでもないくせに強気な目で笑いかける  距離を詰められる

冷静にいたい   けどなぜか惑わされる

危ない薫りに惹かれる  触れてみたい  触れてみたい




仕舞いに彼の罠につかまったけど      それは甘いものではなかったのね

一時の蜜はすぐになくなり 私は真っ逆さまに暗闇へ堕ちる





どこから間違えてしまったんだろう

どこで貴方を裏切ってしまったんだろう


こんな私じゃダメね  貴方の隣にいる資格のない私は

迷っていないで   別れを   切り出すべき






初めて貴方に嘘をついた

「他に好きな人ができたの   さよなら   私達  終わりね」


冷静に伝えたかったけど   貴方があまりにも泣きそうな顔で   でも優しく笑うから

「…ごめんっ……」

涙が   涙が   止まらないの



彼の手は一瞬だけ私に近づいて  躊躇うように空を切り

そのまま後ろを振り返り   去っていく




貴方の姿が   涙で霞む

いつの間にか空から   雪    雪    雪




ねえ   冬ってこんなに寒かったのね    冷たかったのね


暖かかったのは    いつも    隣に貴方がいたからだったのね

繋ぐ右手があまりにも熱くて 熱くて

その熱と   鼻を真っ赤にした貴方の笑顔が私にとっての幸せだったのね


欠けていたのは     私の方




涙を拭いて   白い息を吐いて

貴方とは正反対の方向に歩き出す



もし     許されるなら     待ってて

もっと素敵な人になって

貴方にもう一度    会いに行く

もう一度     想いを伝えるから



叶うなら     また     貴方の左で





この時期になるとどうしても私の頭の中はLovelessです

聴きながらずっと妄想して   ↑のストーリー考えてました



もし世界観を壊してしまっていたら申し訳ありません(+_+)

あくまで個人のぶっとんだ妄想でございます





寒くなりましたが   皆様

高嶺さんでも観てあったまってくださいドキドキ





Thank  U