地元のライブハウスで、プロだったりセミプロの方のライブを聞くのが趣味となった。昨日も、あるシンガーさんのライブに行ったが、この曲を情感を込めて熱唱された。
MCで、当作のことを「ボディガード=警備員=警備員コスナーとスターであるホイットニーヒューストンの恋愛物語」と紹介した。苦しめのオヤジギャクで観客の笑いを取ったが、私はとっさに「警備員コスナーに対抗できるのはニコラス刑事(ケイジ)しか居ない。」と思った。
この曲は、繰り返されるサビの I always love you だけを聞くと結婚式のバックで流したくなるが、絶対にダメな地雷曲となっている。サビ以外は別れの言葉で埋め尽くされているからだ。
ホイットニーヒューストンの曲は、邦題「全てをあなたに」
(save all my love for you)もタイトルとサビだけ聞くと甘いラブソングに聞こえるが、その愛の対象は妻子ある男性で、要するに不倫の曲だから、この曲も結婚式には地雷だ。
この曲は劇中では、ようやく打ち解けたケビンコスナーがホイットニーヒューストンを連れて行ったのがカントリーバーで、そこに流れていた曲だ。カントリーソングだから賑やかなアレンジとなっている。ソウルシンガーのホイットニーヒューストンは居心地の悪さを感じるが、それが最後の別れのシーンの伏線になっている。彼女を庇って負傷したケビンコスナーを抱きしめた後に自家用ジェットに乗り込むホイットニーヒューストン!バックに彼女が歌うこの曲のバラードバージョンで流れる!
I always love you と言いながら、身を引く女性の心を切々と歌った名曲だと思う。