「踊る大捜査線」はTV放映中は全く見ていなかったが、映画版は全て見ているという不思議な作品だ。TBSの「ラストマイル」もヒットしたからフジが当作を企画したと思うのは私のうがった考えだろうか?
取り合えず映画館へ行くのに躊躇したのは、当作は前後編となっており、事件モノなのに2部作にするのは前編を見た人は絶対に後編も見るだろうという制作側の策略に乗ってしまうような気がしたからだ。それでもお金を払って見たのは、やっぱりお馴染みの作品だからだろう。
冒頭より「踊る大走査線」のTV版が回想シーンとして出て来る。柳葉敏郎と織田裕二が若いのにびっくりしてしまう。そして室井慎次の現在の秋田での生活が映し出される。山村の古民家を自分で改築して犯罪で孤児となった男の子二人を里親として引き取って暮らしている。この秋田での室井の佇まいが実際に故郷の秋田県で暮らしている柳葉敏郎自身の姿とダブってくる。そのせいか農作業の姿が演技とは思えないくらいにキマッて見える。そしてその秋田ライフがなんとなくお洒落なのだ!古民家にウッドデッキを付けて、そこでお酒を飲んでみたり、車も軽トラではなくピックアップだったりする。そういえば農作業用の帽子もモンベルだった。
ストーリーは、全て後編に続くだから評価は出来ない。後編も見に行くかは微妙な状態だ。
イオンシネマで視聴