ラストマイルを見る前の復習と思ってアマゾンプライムで見始めたら、面白いので全部見てしまった。警視庁に新設された機動捜査隊の二人の刑事を中心とした、いわゆる「バディ物」だ。当初、星野源は「逃げ恥」のイメージしかなく、アクションは大丈夫かと心配していたが、始まってしまうと、しっかり堅物の刑事にハマって見えた。
「機捜」が警視庁の働き方改革で作られた組織であることや、隊長が女性(麻生久美子)であることも、今の世相を意識してのことだろう。人気者二人の共演の刑事モノというと、いくらでも安易に作れるのだろうけど、大人が見ても最後まで面白いのは、やっぱり脚本がしっかりしているからだと思う。
エピソードは、一話毎に完結しているが、ゲストも豪華だ。
2話で鶴見辰吾夫婦を人質に取るのは松下洸平だし、3話では女子高校生役の山田杏奈が変質者に襲われそうになる。「ゴールデンカムイ」では「アシリッパ」役の彼女も、この頃は、まだ汚れ役を演じていたと思うと感慨無量だ。
「アンナチュラル」とコラボしたエピソードもあり、当時からこの2作はシンクロしていた様だ。
主題歌は、米津玄師が起用されている。彼の曲は「lemon」にしろ当作の「感電」にしろカラオケで歌うのは苦労する。
アマゾンプライムで再視聴