ジェラルド・バトラーは、本当に何とも言えない不敵な面構えをしている。一連の「キングダム」シリーズで、その不死身キャラは実証済だ。
当作では、航空機の機長役だ。彼が機長だから、そのフライトが無事な訳がない。航路は嵐の予報で、予定外の犯人輸送の黒人も刑事と一緒に同乗する。この天候だと高度をもっと高くして雲の上を飛行するべきだが、同社はLCCの為か燃料をケチって通常高度で飛行した。もちろん、飛行機は乱気流で制御不能となりフィリピン沖の小島に不時着する。しかも、そこは反政府ゲリラが拠点としている島だった。
一難去ってまた一難のストーリーだが、その後がなんでもアリとなっている。バトラー機長は、とにかく乗客を全員無事に救出すると誓うのは良いが、それ以外はノープランだ。乱気流で犯人を護送していた刑事は(都合良く?)死んでしまい、犯人の黒人を協力を条件に開放する。(大丈夫かな?)ところが、この黒人は軍隊経験があるとかで、皮肉にもバトラー機長より、よっぽど役に立つのだ!
LCCの本社も燃料をケチる割には、救出の為に特殊部隊を雇って現場へパラシュート降下させ、ゲリラと勝手な銃撃戦を繰り広げる。
それらツッコミところは全て無視して、最後は動ける様になった機体で強引に離陸して小島から脱出!めでたしめでたし!のエンディングだ。時間も105分と短めなのも良かった。
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