60歳を越えてマンガが面白いというと笑われるかもしれない。
ただ、当作は本当に面白かった。完結はしていないがアニメシリーズもあり実写映画化も計画されているらしい。
ストーリーは日露戦争の生き残り兵である「不死身の杉本」とアイヌの少女「アシリパ」が北海道や樺太を舞台にアイヌの隠された金塊を探す冒険物だ。金塊の隠し場所はアイヌの仲間を裏切って網走監獄に収監された「のっぺらぼう」が仲間の囚人の体に刺青を彫って残した。それらの囚人は脱走して北海道の各地に散らばっている。杉本とアシリパの二人は、それらの囚人を一人一人探すが、同じく金塊を狙う第7師団の「鶴見中尉」や、何故か生き残って網走監獄に幽閉されていた「土方歳三」らと争奪戦を繰り広げることになる。
コミックスにして31巻の大作だが、すでに完結している。
刺青を彫られた様々な囚人たちや、第7師団の兵士達と個々のキャラクターも魅力的に描かれている。
土方歳三等の実在した人物に加え、杉本の仲間になる「脱獄王・白石」や土方の部下の「柔道王・牛山」等も実在の人物をモデルにしているのがわかる。
後、明らかに映画のシーンや、映画のキャラクターをパロディ化したシーンも沢山あり、これも映画ファンなら楽しめると思った。
アマゾンプライムで視聴(アニメ版)