テレビドラマのファンなら喜ぶだろう。「劇場版 TOKYO MER ~ 走る救急救命室 ~」 | 映画と音楽のある生活

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 GWに久しぶりに映画館に行ったら、子供の日だからなのか券売機の前で行列が出来ていた。

 もともと、このドラマは好きで毎週見ており、映画に先駆けての特別ドラマも視聴し、期待はふくらんでいた。

 ストーリーは、冒頭の飛行機事故の出動で、いつもの喜多見チーフの暴走(?)から幕を開ける。

 設定としては、テレビドラマから2年後、事前の特別ドラマから1年後の設定となっている。喜多見チーフは仲里依紗と元さやに収まっているが、冒頭の様な出動続きで奥さんは実家へ帰ってしまう。

 やがて横浜タワーで放火があり、東京MERも出動するが、そこには、ライバルとなる横浜MERも来ており鉢合わせとなる。展望フロアには偶然に居合わせた身重の仲里依紗と菜々緒が取り残されてしまう。さて全員の運命は、、、、?

 相変わらずの悪役厚生労働大臣や、喜多見のやり方について行けない新人医師等、俳優は変えているが、いつものキャラクターが揃っている。

 ただ、絶体絶命のピンチに何度も見舞われながらも、毎回仲間が助けにくるのは出来過ぎの様な気がする。仲里依紗が蘇生するあたりは、これなら佐藤栞里も死なずに済んだのではないかと思ってしまう。

 ライバルの横浜MERのチーフは杏が出演している。写真も見ても分かる通りピアスをしている。映画を見ながら違和感があったが、これは杏が主張した演出の一つらしい。音羽の元カノという設定で、プロポーズした際のフライトチケットをまだ持っている等、クールに見えて結構イタイ役どころだ。

 テレビドラマのファンなら、いつものキャラクターが、いつもの活躍をするので楽しめると思う。

 もともと、当ドラマはコロナの時期に医療現場で働く人たちへのエールの意味でスタートしたとのことだが、この様に人間離れした活躍をする主人公をみて、実際の医療現場の人は、どう思うのだろう?

          イオンシネマで5月5日に視聴