トランスポーター2「安定したおもしろさ」 | 映画と音楽のある生活

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主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 ウィキペディアを調べたら、「前作は続編が作られるほどヒットしなかったがDVDのヒットを受けて制作された。」とある。

確かに、私もこの頃、映画館で映画を見ることは、ほとんど無くなっていた。2005年に公開されたというから前作より3年後である。

 全米ヒットを狙ったのか、舞台が前作のコートダジュールからマイアミになっている。荷物は、フランクには似合わない子供の

送り迎えである。ヒロインは子供の奥さんだが、ラストでフランクは事件を通じて仲をとりもどした一家を見ながら静かに身を

引いている。むしろ、女性で印象的なのは、ファンキーな女殺し屋の方だろうか?

 悪役は、最近アメリカ映画ではおなじみの南米の麻薬組織である。この敵役はかなりイケメンでもっと活躍させたらよかったと思う。

ただ、笑ってしまうのは登場時の剣道の防具をつけたアクションで、外国映画で剣道の恰好が出てくると、だいたいズッコケたスタイルと

なる。007でも剣道の防具をつけてボンドを襲う悪党の部下がいたが、やっぱり日本人としては笑うしかない。そもそも竹刀は

あくまでも練習用の物で相手を本気で襲う場合使う訳が無いと思う。

 ジェイソンステイサムのアクションは、相変わらず好調でパイプを使った格闘でもカンフースター達の棒術のアクションとは違う

リアルな雰囲気を出している。

 ストーリーは今風というか、ウイルスを使い麻薬撲滅会議出席の代表者の皆殺しを狙うテロリストととの闘いなのだが、

解毒剤を自身に注射して運ぶというのはミッションインポッシブル2のパクリの様に思う。リュック・ベッソン監督の脚本・制作としては

全米NO1を獲得した作品とのこと。でも、個人的には1作目の方がよくできていると思った。

                                                             BSにて視聴