肖像画のワイン(女性)





私はラベルに描かれている人物が

女性に見えました!




イタリア産のフルボディを

探していたらこのワインに

出会いまして…




写真右


レ・ロッケ・マラテスティアーネ
サンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ・

レゼルヴァ「シジスモンド 2016」

なんて長い名前なんだょ…!(^_^;)




マラテスティアーネが生産者です。
ワインは格付けとしては、

DOC(EU法=DOP)トップの

サンジョベーゼ・ディ・ロマーニャで、
このワインのキュベ名が

「シジスモンド」っていう事です。




色味は、ザクロのような深い赤で

芳醇でスパイシーな香りの
味わいは辛口でしっかりとした
ボディがあって、渋味のタンニンも

ちょうど良い心地よさを感じます。

14~16世紀にリミニを治めていた

マラテスタ家の最も有名な領主である
シジスモンド·パンドルフォ·マラテスタから
名付けたワインです。




ブドウ品種:サンジョヴェーゼ100%
タイプ:フルボディ・飲み口:辛口
産地:イタリア、エミリア・ロマーニャ




エミリア・ロマーニャ州のワインと

言うことで州都はボローニャ、

いくつもある塔や広場の

教会が観光名所です。

話が逸れますけど、

こうした塔は貴族の裕福さを

示すために建てられたものらしいです。


こんな感じのやつ↓↓↓↓



アシネッリ塔(上、下)



多い時には200以上の塔が

あったそうですが、

現存しているのは僅か
傾いてる塔もあるし。



登ってみたいような…?

登りりたくないような…?

階段しかないようで大変みたい?

だよね?この時代にエレベーターが

ある訳がない!!




中世では、高い塔を

建てられるほど財力がある事を

示していたんですね??




ボローニャの中心、

市庁もあるマッジョーレ広場の

教会にはへぇーな逸話があるんです。




この教会が

サン・ペトロニオ大聖堂(下2枚)

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この教会、上と下の色が

違うの分かりますかね??




14世紀にたてられた相当立派な

教会なんですが…

(現在でも世界第3位の大きさらしい?)




途中で工事をやめちゃった!

だから、こんな色なんですって(笑)




教会の建設途中でローマから

意地悪なお知らせがやって来たとか?




「君達、まさかローマ法王の

サンピエトロ寺院よりも立派な

教会を作るつもりじゃないよねぇ」って?




街の人達は法王に逆らう訳にも行かず、

もう教会なんかどーでもよくなって

適当に小さく仕上げたのそうです。




だから下半分は化粧漆喰や

大理石で白く綺麗なんですが、

途中からは石のまんま!!




普通、教会は上から見ると

十字架の形をしていますが、

この教会はそれも途中放棄の為に

中途半端に変な形になってるんです。




この適当具合が、

何かイタリアーンな感じですわ?(笑)




他にもエミリア・ロマーニャ州には

ハムが名産のパルマや、

フェラーリがあるモデナなど

有名な都市があります。




で、話をワインに戻して、

この生産者はアドリア海に

面したリミニにある協同組合で

二つの会社が合併して

1994年にできたばかりの新しい組合です。




現在の組員は1200軒以上、

1000haものブドウ畑を所有する

大企業になりました。




生産するワインも3つの

ブランドで数多くあります。

マラテスティアーネと言うのは、

中世のこの地の貴族に由来する名前で、




今日のワイン名「シジスモンド」は

上でも書いた様に統治時代で

最も知られる領主である

シジスモンド·パンドルファ·マラテスタから

つけられた名前です。




ラベルの人は女性じゃないのでご注意

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そんな人、知るはずもないですけど…
イタリアの貴族史も面白そうですね?




で、こんな紋章の一族なんですわ

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まるでチェッカーフラッグだわ?

因みにこの一族はボルジア家に

滅ばされています。




ワインは、名の如く、

サンジョベーゼ100%
10%小樽熟成ですが

(地名のオタルでありませんょ)

小さな樽ことね!(笑)

熟成期間は短めの1年間




今回のワインは

仕入れた分だけの数量限定です。

是非、お早めにどうぞ!

灯‐ランプでお待ちしております。




10月より営業時間が変更になりました。
平日:開店18:00  閉店25:00
日曜日のみ24:00閉店(ラストオーダー30分前)