精巣腫瘍 2017年退院後の不妊治療~費用等について思うこと~ | 精巣腫瘍に負けない!~20代で精巣がんになった夫の話~

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同い年の夫くんが精巣腫瘍に!
闘病備忘録です。

現在は再発後の抗がん剤治療が終了し、再度経過観察となりました。
※2025年1月現在、無事に経過観察終了しています。

不妊治療について、思うことがあったので残します。




現在、不妊治療クリニックには
・凍結卵(胚盤胞)1個
・凍結精子 3本
があります。




第2子を希望する場合(というかお互いに、できれば第2子まで希望しているのですが)、まずは凍結卵の移植を試みることになりますが、上手くいかなかった場合は再度採卵し、凍結精子を1回につき基本的に1本融解させ、顕微授精を行うことになります。





不妊治療の体外受精・顕微授精は保険がきかないと前に記載しましたが、前回薬剤を用いた採卵~移植までのトータル費用は、ざっと80万円ほどかかってしまいました。




※費用はクリニックによりもちろん前後します。あくまで私の通っていたクリニックでは、という前提です。





申請すれば東京都や区から不妊治療の助成金は頂けますが、到底全額を賄えるものではなく、一般的な収入ラインにいる私たちにとってはかなり大きな負担となりました。





※申請には年齢、回数、申請時期等の諸条件がありますので、全ての方が申請できる訳ではありません。

またお住まいの区により、助成額は大きく違うようです。そもそも助成を行っていない区もありますので、注意が必要かと思います。






今回の抗がん剤治療にあたり、夫くんの凍結精子が3本のままで大丈夫なのか、非常に悩みました。



もっと多く凍結して、今後の顕微授精の可能回数を増やしておくべきなんじゃないか…







ただ、前回の費用のこと、採卵までの自分の負担、治療にあたっての職場との兼ね合いを考えると、正直採卵から頑張れるのはあと数回だと思いました。






また、不妊治療においては卵子の質も非常に重要視されており、卵子の質は一般的に女性の年齢と比例するそうです。




なので次に採卵するときは、私の年齢分年をとった卵で受精&妊娠を目指すことになります。






35歳を過ぎると妊娠率はガクッと落ちると言われているようですし、そこから更に無事出産まで到達するとなると、かなり厳しい数字があるのではないかと思います。








今回夫くんの治療もあり、将来の可能性はある程度限定されてしまいましたが、その範囲を選択したのは私たち自身ですので、悔いの残らないよう治療を行いたいと思います。