凍結にあたりクリニックからは、
・凍結精子を融解する過程で、どうしても何割かは負荷に耐えられず死滅してしまう
・凍結精子を用いる場合、基本は顕微授精になる
ことを説明されました。
※「体外授精」はシャーレの中で精子と卵子を放って授精させますが、「顕微授精」は卵子に1つの精子をピペットで人工的に授精させる方法です。
「体外授精」でもある程度の精子数と運動率は必要とされていますので、私の中の体外授精のイメージは『崖の上のポニョ』で、フジモトに捕らえられたポニョを、妹たちが一斉に膜をぱくぱくして助けるシーンと被ります。
ある程度の数の元気な子がいないと、卵子の中にはたどり着けない…という感じ。
クリニックにはメンズルームという部屋がありましたので、院内採精か持ち込みか選べましたが、少しでも新鮮なものの方がいいのではないかということで、夫くんには院内採精してもらいました。
凍結時に今回採精した精子の結果(運動率や奇形率など)が提示されるのですが、5月に検査したときよりも色々数値が悪くなっていました。
でも、使うときは結局顕微授精で元気な子が1つでもいればいいので(多分)、そのまま凍結を行い、結果として3本に分けて凍結することができました。
顕微授精3回分の精子は現在もクリニックで眠っています。
第2子を考えた場合、今度の抗がん剤で夫くんの精巣機能がダメージを受けることが考えられますので、お世話になる日も近いのかもしれません。