精巣腫瘍 クリニックでの説明 補足 | 精巣腫瘍に負けない!~20代で精巣がんになった夫の話~

精巣腫瘍に負けない!~20代で精巣がんになった夫の話~

同い年の夫くんが精巣腫瘍に!
闘病備忘録です。

現在は再発後の抗がん剤治療が終了し、再度経過観察となりました。
※2025年1月現在、無事に経過観察終了しています。

思い出したことがあるので少しだけ追記します。







●先生曰く、クリニックを開いて暫く経つが、ここで精巣腫瘍と診断する人は年間1人か2人程度


健康診断の「既往歴」や「家族の病気」を選ぶ欄に、胃がんや大腸がんなんかはあっても精巣がんはないですもんね。

マイナーな病気なんだな、と改めて思います。





●精巣は片方を摘出しても、1つあれば生殖機能に問題はない

腎臓もそうですが、2つある臓器は1つになっても機能するみたいです。

上手くできてます。





●子どもを望むのであれば、予防の化学治療はよく考えた方が良い


抗がん剤治療をするということは、悪い細胞を叩くのみでなく、正常な細胞まで殺してしまうということ。

それは生殖機能にも少なからず影響を与え、抗がん剤治療後は無精子症(射精はできるけど、精子がかなり少なくなる症状)等の症状が出ることがあり、自然妊娠は厳しくなる。

※精子ってある程度数がいないと、自然妊娠は難しいんですよね。恥ずかしながら不妊治療を始めて初めて知りました。

機能回復までにかかる時間は人それぞれで、回復しない場合もある。

我が家は子どもを望んでいますので、この時点で追加の化学療法はしない、という決断をしました。





●今後のためにも、今の正常な精子を凍結保存しておいた方が良い


いつ再発するかは誰にもわかりません。

再発したら今度こそ本格的な化学療法を始める必要があり、上記の理由から深刻なダメージを受けることになるのでしょう。

そうしたら、いよいよ子どもができなくなってしまうかもしれない。

凍結精子があれば、結局我が家がお世話になった体外授精・顕微授精で妊娠が可能です。




受診前日の日曜日に色々調べているうちに、精巣腫瘍になる人はそもそも精巣機能に何らかの問題を持っていることが多いという情報を発見しました。


腫瘍の診断を受けた後、夫くんと2人で、手術後まず私の通う不妊治療クリニックで精液検査を受け、問題なければ凍結を行おうと決めました。