京都めぐり〜1〜/櫻野まほ | 占いの館ランプのブログ

京都めぐり〜1〜/櫻野まほ

【1】「祇園の夜桜」
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市民の憩いの円山公園中央の枝垂れ桜 4月6日撮影 文章:6日~9日滞在中の京桜の様子です。この時期、変性風の影響で黄砂(中国大陸黄河からの砂)が舞い飛んでいましたが桜は、ほぼ満開で薫り高く咲き誇っていました。昨夏には、痛々しく薬が塗られ、包帯していて心配しましたが、さすが一流の櫻守が揃う京都 (~ー~) ヘェ~、この祇園夜桜は物凄いパワー(桜精霊)で、艶やかで息を飲む美しさで、しばし時間が止まりましたね。

【2】清水寺
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【3】嵐山
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高尾・栂尾・槙尾の三尾根に黄河からの黄砂が山々の空を白くしています。

【4】
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西行法師が草庵を結んだ花の寺(勝持寺) 文章: ある日、一流エリートサラリーマンが突然、理由もなく職を捨て、妻子を捨て隠遁生活に入っていった…という話しですが、その出家については謎とも言われ、お芝居や謡曲などにも西行法師のミステリーが面白くおかしく語りつがれています。今回は境内で運よく僧侶とお話ができて、この出家の謎について真実は、戦乱の世に殺戮を繰り返して生きていかなければいけなかった矛盾に、疲れたエリート武士(鳥羽上皇に仕えていた土佐氏)の選択だったようです。愛する人たちを見捨てた、まぁ命を捨てる覚悟の出家だったんでしょうね。西行と名を改め庵を結び、桜の花をこよなく愛したようで世人は西行桜と称し、この寺を「花の寺」と呼ぶようになったそうです。裏説だと失恋とも読んだのですが…。新古今和歌集には多くの歌があって中には恋の歌が…。やはり23歳で出家した西行は謎です。

「くれないの よそなる色は しられねば ふでにこそまづ そめはじめつれ」