こんにちは、マケイ美由紀です。

 

「頑張らなくちゃ」

というマインドに支配されて

最愛のパートナーにすら

打ち明けられない

悩みを抱えながら

立ちどまれずに

走り続けていた私。

 

前回までのストーリーで

たっぷりと

お話させて頂きました。

 

↓詳しくはこちら。

 

ここからは家族が増えます。

 

そして

人生の転機ともいえる

出来事がいくつかありました。

 

私自身の

「リセット」とも言える

エピソードたちが詰まっています。

 

またお付き合いくださいませ。

 

 2度のリセット

 

私も私の主人も繊細さんで

周りの目が

とても気になるタイプです。

 

主人は特にシャイで

ゲームと映画をこよなく愛す

超内向的なイギリス人。

 

時にストレスを感じながらも

支え合いながら迎えた

日本での暮らし。

 

5年目を迎え

私たち夫婦に

長女が誕生しました。

 

初産でしたし親の希望もあり

出産は岩手の実家で。

主人は毎週末6〜7時間かけて

私達に会いに通ってくれました。

 

初めての育児

ここでも

「頑張らなくちゃ」

「できなくてはいけない」

そんなマインドが

私をぐいぐいと

引っ張っていきます。

 

 

母乳育児がんばらなくちゃ。

泣いたらすぐに

抱っこしてあげなくちゃ。

茨城に戻ったら

全部1人でするんだから

実家で甘えることに

慣れてはダメ。

 

今思うと

どうしてそこまで自分を

追い詰めていたのか

本当に切なくなりますが

当時はそうするのが

「当たり前」でした。

 

幸運なことに

茨城では家の近くに

育児支援センターがあり

ママ友との出会いの場には

とても恵まれ、

先輩ママさん達にも

助けて頂きながら

娘はすくすく育っていきました。

 

そして

間も無く育休から職場復帰

という時に起こったのが

あの東日本大震災。

 

運転中に強い揺れを感じ

帰路を急ぐと、

アパート沿いの道路が

地割れしていて

水道管からは激しく水が

吹き出していました。

 

慌てて娘の身の回り品を掴んで

避難所の小学校へ。

 

主人となんとか落ち合い

数日避難所での夜を過ごしました。

 

余震が続き断水中の日々

偶然にも主人の故郷イギリスに

里帰りが決まっていたので

震災の1週間後3月17日、

家族3人逃げるように渡英。

 

それがイギリスに住むことになった

きっかけです。

 

何かがリセットされた時。

 

今思い返すと

そんな風に感じます。

 

地震に慣れている日本人にすら

衝撃的だったあの震災は

イギリス人の主人にとって

大きなトラウマとなり、

渡英後もパニック発作に

襲われるようになりました。

 

出かけることもままならず

主人が家で娘を見てくれる中

私が働き家族を支えることに。

 

この頃だったと思います。

初めて

部分的ではあったけれど

私は自分の過食について

主人に打ち明けました。

 

避難することも、

軽蔑することもなく

主人はただ

「もしそういう衝動に駆られたら

ちゃんと言って」

そう言ってくれたのを覚えています。

 

それでも

そう言ってくれた主人に黙って

過食を繰り返してしまうことが

何度かありました。

 

そんな状況で

一家の大黒柱として

頑張り続ける自分。

 

職場の上司にも同僚にも恵まれ

仕事も楽しかったので

昇進を何度か繰り返し

幸運にもエリア責任者まで

抜擢されることができました。

 

そして2016年には

待望の次女を授かり

イギリスに来てから7年目の春に

私たちは家族4人になりました。

 

 

ところが産休から戻ってから、

私のオフィスライフが一変します。

当時職場には日本人が私を含め5人。

 

そのうち最も社歴の長い

女性スタッフを中心に

日本人スタッフ数人による

いじめが始まりました。

 

何をやっても否定され、

事実を曲げて伝えられる話。

 

ことあるごとに送られてくる

長文の非難メール。

 

育休明けで

以前のような仕事ができない中

どんどん萎縮していく私。

 

過食症に、うつ状態が加わり

感情のコントロールもできない。

 

不安で

自分が価値のない存在に思えて

このまま消えてしまいたいと

思ったこともありました。

 

子どもたちも

主人も

私がいない方がきっと幸せだ

と。

 

「頑張らなくちゃ」

と思ってきた私は

「もう頑張れない」ところまで

追い込まれていました。

 

そこで初めて

「助けを求めること」を

決めたんです。

 

カウンセリングから

4ヶ月間ほどの待機期間を経て

CBT(認知行動療法)が始まりました。

 

セラピーを受けている期間も

いじめは続いていましたが

セラピストとの時間のお陰で

少しずつ私は変わり始めていました。


7回ほどのセラピーを終え

あれほどまでに

生涯付き合っていくしかないと

思っていた過食が止められ

職場でのいじめもやり流すことが

できていた頃。

 

なんと

会社からのリストラ通告が。

 


2度目のリセットボタンが

ここで押されました。

 

辞めたいのに辞められない

逃げたいのに逃げられない。

 

そんな私を見かねて、

「もういいんじゃない?」と
リストラが背中を押してくれた

そんな気がしました。

 

しがみついていた仕事は

私にとって「本当に必要なもの」

ではなくて、

 

一生付き合っていかなければ

いけないと思っていた摂食障害は

助けを求め

治療を受けることで

克服することができました。

 

 

そして今の私は

「程々に頑張る」ことができて

「ひとりではない」ことを理解し

「こうあるべき」はそうとも限らない

そうじゃなくてもいい。

 

そんなふうに思うことが

できています。

 

長々と書かせて頂いた

このストーリーたち。

 

もし今、

「孤独な頑張り」

を続けている方に届いて

 

「現状は変えられる」

「変えられるのかもしれない」

 

そんな勇気の種を撒くことができたら

こんなに幸せなことはありません。

 

 

ご覧頂き本当にありがとうございました。