こんにちは、マケイ美由紀です。

 

 

「孤独に頑張ること」をやめて、

「好きなこと、心惹かれるもの」に

正直に、心軽やかに、ゆったりと

過ごすことができるようになった現在の私。

 

これまでの記事では、

幼少期から高校時代まで

「ひとりで頑張ってばかりいた私」

のことをお話しさせて頂きました。

 

楽しい思い出ももちろんあります。

絵を描くことにを夢中になったり、

大好きな男の子もいました。

ベタですが、

お菓子作りを頑張ったこともあります。

 

でもやっぱり

「良い子でいること」に必死で

周りの目がどんどん気になっていった

そんな時期でもありました。


↓詳しくは、こちらから。

 

今回は生まれ育った岩手から旅立ち、

大学進学のために

「自由な」一人暮らしを始めた私の巻。

 

またお付き合いくださいませ・・・。

 

 

 自由で孤独な日々

 

今でこそだいぶ柔らかくなった父ですが、

かなり厳しく育てられたので

一人暮らしに対しては初め

「自由になれる!」というワクワクで

いっぱいでした。

 

でも、いざ引っ越して大学の入学式を終え、

母が実家に戻る時になると

急に不安と寂しさがこみ上げてきました。

 

母を見送ってアパートに戻る道のりは

まさに「孤独」。

 

知らない街、

知らない人々、

慣れない住まい、

何もかもが安心をくれない。

 

そんな環境をやっと実感して

その夜は早くも

ホームシックになっていました。

 

 

大学生活が始まり、私がまずやったのは

「バイト探し」。

ここでも

「親に出来るだけ迷惑をかけないように」

という意識が働いていたんですね。

 

 

早くバイトしなくちゃ!

そんな思いでもらったチラシで見た

「生鮮食品店でお手伝い」

という時給1,000円のバイトに目が止まり、

早速応募。

 

 

私の頭の中では

「フルーツとか売ってるのかな」

というイメージで、時給もいいし

軽い気持ちで応募したところ、

すぐ面接が決まりました。

 

 

ウキウキしながら行ってみると、

そこは・・・、

 

なんと・・・、

 

魚屋さんでしたびっくり

 

 

今はなかなか見られなくなった

お魚専門店です。

ゴム長靴を履いて、

ゴムのエプロンをしたおじさんが

お魚を捌いている中、社長が迎えてくれ

早速面接へ。

 

 

内心「どうしよう・・・」

と思いつつも、

これが江戸っ子なの?

と思わせる勢いのいい社長の口調に

すっかり圧倒されて、

気がつけば採用笑。

 

勘違いから始まったバイトでしたが

とにかく居心地が良くて、

結局3年間お世話になりました笑

 

 

さらに、

「魚屋でバイトをしている女子大生」

なんてかなり希少です。

 

サークルやクラスでも

「魚屋さん」と覚えてもらえたり

結構話が広がるんですよね。

 

少しずつ活動範囲が広がり

友達もできて、少しずつ孤独が

薄れていくように思えたのですが、

 

それでも

「いい子でいなければいけない」

というルールは

魚屋さんでも発動していて

社長や社長の奥さん、

スタッフのおじさんたちの前では、

「いい子」

「頑張る子」

「真面目な子」

であろうといつも頑張っていました。

 

幼い頃に決めたルールに、

場所が変わっても、

環境が変わっても、

相手が変わっても

従うことがやめられなかったんです。

 

そして、

過食症も一人暮らしになると

制限が効かなくなります。

食べては吐く、その頻度が

どんどん増していきました。

 

その度に孤独感はまた舞い戻ってくる。

 

誰にも言えない。

止めることもできない。

「生活の一部」

と化してしまっていました。

 

 

バイト先では常連さんたちにも

とても良くして頂き、

差し入れを頂くことも。

 

小柄な私がたくさん食べると

みんな喜んでくれるんです。

社長も、奥さんも、おじさんたちも、

常連さんたちも、

みんな。

 

大学でも同じ。

 

どこに行っても、たくさん食べることで、

自分の存在をアピール。

 

無理をして、

頑張って、

自分の体によくないことを繰り返しながら

「人の目」ばかりを気にしていました。

 

そんな日々が続き、大学もあっという間に

4年が過ぎて卒業を迎えます。

 

当時、語学や早期教育に興味があり、

将来は子どもたちに英語を教えたい・・・

と思っていたので、

卒業後1年間アメリカへのインターンに

いくことを決めました。

 

日本人がいないような田舎の小学校で

日本語や日本文化を教えるというプログラム。

 

また見知らぬ町で、見知らぬ人々の元へ。

孤独を感じながら、周りの期待に応えようと

頑張る日々をゼロから開始。

 

さらに、

1年後帰国後またゼロからスタート。

知らない土地で

知らない人と

転勤族だったので住み慣れたと思ったら

すぐ引っ越し、その繰り返しの日々。

 

「自由」だけど、

誰にも言えない悩みを抱えたまま

「孤独」な日々。

 

もちろん素敵な出会いもあって

楽しい時間や、心に残る大切な思い出も

数え切れないほどありました。

 

それでも、

頑張っていないと襲ってくる不安

そのくせ、どんなに頑張っても

舞い戻ってくる孤独感、

満たされない心。

 

知らない土地での幾度とない再スタートは

自分を満たしてくれる何かを

無意識に探していたのかもしれません。

 

 

そんな時に勤め先スクールの先生に紹介され

知り合ったのが今の主人でした。

 

 

当時彼はイギリスにいて、大学で

日本の映画の勉強をしている学生さん。

当時ネット環境も良くなかったので

情報がなかなか手に入らず苦労しているとか。

 

そんなわけでメールのやりとりが始まり、

たまに電話をするようになって、

やがてお互いイギリス、

日本を行き来して、

1年半ほどの婚約期間を経て、結婚。

 

 

ここからまた濃い人生が始まります。

というわけでまた次回、

じっくりと

お話させていただきます。

 

今回も、最後までご覧頂きありがとうございます。