妖怪に継子長男の引っ越しをすぐに中止すべきだと言われたが、ここで諦めるわけにはいかない。
「痰吐いたくらい、拭けばきれいになるやろ。お婆ちゃんやったらそこまで怒らんわ」とも言われ、「じゃあ、お義母さんが引き取ればいいんじゃないですか?」と反論。
「お酒飲まないように病院からも言われてるんですよ?それを守ってない時点で私はもう無理です。信用ないし、もう一緒には住めません。孫は何もできないと心配するのは、男は家事しなくていいと育ててきたことに問題あるんじゃないですか?」とも伝えました。
「結婚するまで実家に居させてやってと言われましたけど、そのお嫁さんにまたやらせようとしてるわけですよね?結婚できなかったら一生私が面倒みるわけですか?」と反論しました。
そして主人にもキレた私は「パパも仏壇と神棚をこっちのマンションに持ってきて。私はもう実子二人とだけで住みたい」と伝えました。
すると妖怪は「ええで。パパも長男もみんな元のマンションに戻ったらええねん。」
パパは「このマンションは俺の名義やから、戻るかどうかは俺が決めることや。誰からも命令されたくない。」だって。
「エールに長男のことで気を遣ってきたのは事実や。再婚しなければみんなマンションに住んでたんやし、今回のことがあったとしても追い出されることもなかったやろうな」と私との再婚でみんなの環境を変えてしまったことをここで主人に言われてしまいました。
私をかばおうとするどころか、再婚したことでみんなの環境を変えたとここで言うべきじゃない意見を出す主人にも呆れました。
結局は主人が「もうあいつも26才になるんや!無理やったら戻ってくるやろ。今回はあいつが悪いんやからこのまま引き止めなくていいやろ」と妖怪に諭しました。
「あの子の体調が心配やわ。」とか「みんな冷たい。家族ってこんなものんじゃない」とかほざいている妖怪。
当の本人は初めての一人暮らし(しかも市内の便利なところ)でワクワクしてると教えてくれました。
「お婆ちゃんがマンションにおいでって言ってるけど」と継子長男に伝えたら「ええわ。もう引っ越しも3月12日(日)に決めたから。荷造りも終わった」と教えてくれました。
もともと酔ってない時の彼は、本当に穏やかで素直な性格なので言い合いもしたことなかったんです。
継子長女と私との争いでもよく私をかばってくれて妹に「エールちゃんに謝れ」って説教もしてくれました。
妖怪は私が継母だから、継子長男も居づらくなったんやろとの見解。
30才まで実家にいたいという人が継母やからとか遠慮してるように思えないんですけどね。
妖怪からしたら、私だけがまったくの他人だから可愛くないんでしょうね。
それがハッキリ分かった出来事でした。
明日が引っ越しなんです。
妖怪が出て行く前に「お婆ちゃんとこ寄るように言って」と伝言がありました。
追い出されて可哀想としか思ってないようですが、なんと思われようが明日が引っ越しです。
しかも第2日曜だから前妻の月命日でお坊さんが来られるのですが、遅い時間に変更してもらい実行です。
引っ越しは来週に延ばせと主人は言っててここで1週間ずれるだけでもガッカリで、前妻の呪い?とさえ思いましたよ。
私は前妻にお礼言ってもらいたい気分ですよ。
ここまで育ててくれてありがとうございましたって。