~続き~

翌日の昼休みに海人から
「どうしても今日中に家賃を振り込まないといけないから、昨夜先輩に15万円を借りてきて振り込んだから」

あ~良かったやん!
私の出番は不要だったのね。

「でも先輩には、今日中に返すという約束で貸してもらった。」と説明。

→要するにマンションなんて借りてないから家主など存在しない。
だから現金が欲しいから必死で考えた策やったわけだ。

「じゃあ、その先輩に直接私が15万円渡すわ」と返事して電話をきった。

海人はその夜、車で迎えに来てくれ、15万を貸してくれた先輩が経営しているという伊丹空港近くのラーメンラーメン店に2人で行った。

そのラーメン店は以前に先輩の店なんだ~と海人から聞いていたせいか、信用してしまった。

営業中だったし、初対面の私がお金を渡すのもなぁと気がひけて結局、海人に15万円を店の駐車場駐車場で手渡してしまったのだ。

海人は受け取ったお金を持って店の中に入って行った。

ただ先輩に手渡したのかまでは見ていない。

甘かった私。
先輩もただ利用していただけだったのだ。

帰りの車の中で
「ありがとうな、来月の給料で必ず返すから」と感謝された。

「貯金もないんだったら、そんな高いとこに住むのやめたら?」と忠告してやった

車から降りようとした時、「俺のことを思ってくれてありがとう。気が合うし、付き合って欲しい」と真顔で言われた。


→ダメダメ、こんな男と付き合うなんてぇ
お金を借りた日に告白なんて普通じゃないぞパンチ!

→そんな告白断りなさ~い