今回は、キレイなラミネートの方法についてお話をしていきます。
★ラミネートは【温度調節】が大事
ラミネートを行うには、普通のPPC用紙(普通紙)程度の厚さにおいて、「80マイクロ」のフイルムを使う場合は、通常は100度に設定します。
また、紙が厚い場合や、熱が伝わりにくい紙などをしようする際は、115度程度で一度試してみるなど、様々な温度設定をしてみて、キレイにラミネートができる温度を試してみて下さい。
また、逆に温度が低くて良く張り付かないような時には、少しだけ温度を上げて、再度ラミネートしてみて下さい。
ラベルとシール、名刺等も失敗しやすいので慎重にラミネートしましょう!
温度が高すぎる場合は、フィルムが波を打つ時があります。この場合は修正などは出来ません。 なるべく低めの温度(およそ100度程度)から初めるようにして下さい。
★ラミネートフィルムを入れる際の注意点など●フィルムを差し込む方向を確認する
ラミネートフィルムは、必ず閉じている方(接合部)からラミネーターに入れて下さい。
開いている方向から入れると、皺になったり、または中でラミネートフィルムが巻き込んで詰まってしまいます。故障の原因になる恐れがあります。
●ラミネートフィルムを切らない
ラミネートする前に、ラミネートフィルムを切ったり、変形させたりしてはいけません。
ラミネートフィルムの巻き込み・故障の原因になる恐れがあります。
●大きめのフィルムを使用する際は、捨て紙を入れる
丁度良いサイズのラミネートフィルムがない場合は、大き目のラミネートフィルムを使用し、空いたスペースに捨て紙を入れて、ラミネートをして下さい。
ラミネート後は、適当なサイズに合わせてカットして下さい。
大きなラミネートフィルムに小さな用紙を差し込むと、空いたスペースが多いままラミネート加工されて、詰まってしまったり、変形により故障の原因になる恐れがあります。
なるべく、ラミネーターの規定に沿ったフィルムを使うようにしましょう。
もし、安いラミネーターの機種で写真をラミネートする場合は、厚めの台紙などを使うと、気泡ができにくくキレイな仕上がりが可能です。
紙の厚みが1ミリ以上のものはラミネーターによる加工が出来ません。色紙もラミネート加工することが出来ません。
紙に写真を貼ったものや、重ねたために、紙に厚い場所と薄い場所があるような場合には 薄い方から挿入するようにして下さい。
また、FAXなどに使用される感熱紙は真っ黒になるため、使用することが出来ません。
●こまめに清掃を行う
ラミネートが終了したら、ローラーの簡単な清掃を行うようにして下さい。
ローラーが汚れていると、巻き込みの原因となりますので、ラミネート加工後はクリーニングを行って汚れを取り除いて下さい。
また、古くなった汚れは非常に取りづらくなりますので、できるだけこまめに清掃を行うよう心掛けて下さい。
≪清掃の方法≫
1.カレンダーやカタログ用紙を二つ折りにして、折り目側から機械に挿入する。
2.これを数回繰り返して下さい。
●アイロンで代用する
ラミネートはアイロンでも可能です。ラミネーターを購入されるのに、迷われている方は一度試されるのも良いかもしれません。
また、ラミネートはアイロンでも可能です。ラミネーターを買うほどでもないような場合に試されてはいかがでしょうか?
如何でしたでしょうか?キレイなラミネート方法を活用して頂くと、失敗も少なく、満足のいく仕上りになるかと思います。ラミネーターもこまめに清掃、メンテナンスを行うことで、長くキレイに使用することが出来ますので、こちらも忘れずに行うようにしましょう。
もし、満足のいく仕上りにならなかったり、ラミネーターを購入した際の置く場所に困るといった方は、ラミネート加工を受注されているお近くの店舗にお願いをするか、インターネット上から注文可能なラミネート加工の通販サイトにお願いするのも良い手段かもしれません。
また、こちらのラミネート加工の通販サイトに関しては、優良なサイトがございますので、機会があればご紹介させて頂きます。
次回もラミネートについてピックアップしていきます。