3日ほど前の夜のこと。

 

 

ラム家のキッチンで

月「なんだこの音は?」

と、思わず動きを止めて

音の出どころを探してしまうような

奇妙な音が聴こえてきた。

 

しかもデカい!!!

うるさい!!!

耳につく音。

 

 

文字に落とし込むとすれば

たぶん、

ビーーーーーーーー

と表現するのが一番近い。

かな?

(これは月の感覚。

もしかしたら、例えば

ジィーーーーー

って聴こえる人も

いるかもしれないし、

むしろそっちの方が

多数派かもしれない。)

 

 

どう考えても虫なんだよね。

ジィーーーー

って感じの音で鳴くセミがいるけど、

それとも全然違う。

 

 

でも絶対に虫。

 

翅を震わせて出す摩擦音。

絶対それ。

 

 

だけど

こんな音、

今まで聴いた記憶が無いなぁ。

偶然、ラム家の庭では

鳴いてなかっただけかもしれない。

 

 

 

虫の音と言えば

夏場に鳴くセミとか

キリギリスとか、

そうでなければ

秋の虫だよね。

イメージ的には。

 

 

月はブログで

最近ちょっちゅう

「初夏だ」とか

「暑い」だの

さんざん書いてはいるけど、

それはそうなんだけど、

さすがにまだ4月。

 

夏の虫が鳴くには

いくらなんでも無理がある。

 

もちろん言うまでもなく

秋の虫とも違う。

 

 

 

春に虫が鳴くの?

それも夜に?

 

誰だお前は!!

 

てことになるよね。

 

「うるさい」レベルで

猛烈に鳴いてる。

鳴いてるというか、

鳴ってる。

 

ずっと聴いてたら

頭が変になりそうだ。

 

 

その上、この虫、

音が途切れないことこの上ない。

ビー、ビー、ビー、

とかじゃない。

ビーーーーーーーーー×エンドレス

 

なんかもしかしてこれ、

虫じゃなくて電子音なのか?

機械音なのか?

というレベルで続く。

 

 

 

気になるので調べたら

一発でヒットした。

 

 

春の夜に鳴く虫といえば

クビキリギスと

相場が決まってるらしく、

他の選択肢はゼロ。(笑)

 

 

バッタ目キリギリス科。

「首切螽蟖」という

学校じゃ絶対習わない

難しい字を書くらしい。

 

 

 

春に鳴く虫と言えばほかに

ハルゼミもいるけどね。

ハルゼミは

誰が聴いてもセミの声だから

間違いようが無い。

 

ハルゼミの存在も、

一昨年だったかに

初めて知って衝撃的だった。

 

山ばかりほっつき歩いてるのに、

なぜそれまで気が付かなかったのか?

 

ハルゼミは松林に生息するらしくて、

その時期になぜか偶然、

松が生えている山を

あまり歩かずに今に至っていたんだろうな、

というのが

月の中での結論だったんだけどね。

 

 

 

いやもうほんと、

知らないことだらけ。

 

むしろ

「何も知らない」

と言った方が正しいよなぁ。

 

 

 

新しく何かを知るっていうのは

なんにせよ

楽しい。