青少年公園でガッツリ遊んだ後は

「林道 中山線」(太陽と緑の道)

を歩いて帰ろう。

 

 

 

 

普段はそのまま

太陽と緑の道をずっと歩いて

西鹿見(にしししみ)の方を目指すんだけど、

いつも同じコースじゃつまんない。

 

今日は鳴川(なるかわ)の支流を遡って帰ろう。

 

 

 

林道 中山線の途中、

鳴川に架かる橋を渡らず

そのまま河原へ降りるよ。

 

 

 

 

降りたところはこんな感じ。

 

 

石の隙間にかわいこちゃん発見!

なんてシックなんだ!

ひっそりと。

しかも石と同系色。

月「別に君はカモフラージュしなくても

 いいんじゃないの?」

きのこ「秋色のお洒落してるだけさ。」

月「なるほどー。そゆことか!」

 

 

 

鳴川、こんな感じだよ。

 

あ、ちなみに。

鳴川は淡河野瀬で

淡河川に注ぎ込む川なんだけど、

月は鳴川のことは詳しくないの。

 

丹生山系で月が普段よく歩いてるのは

「屏風川(びょうぶがわ)」流域の色んな支流の谷や尾根。

鳴川はほんと今まで縁遠かった。

(ちょっと遠いっていうのもある)

 

 

地形図を見る限りでは

「志久峠の近くが源頭部」の流れと、

東鹿見山の北、

「天保池やその近くを源頭部」とする流れ、

という、

大きく分けて2つの流れが

途中で合流して1本になる。

 

で、どっちが本流でどっちが支流なのか、

正直なところ

月はまったく分からない。

というか知らない。

 

というのも、

今までに鳴川を歩いたのは

この記事の前編にも書いた通り

ラムちゃんに誘い込まれるようにして

花折山の近くから谷を下って行ったら

いつの間にか鳴川になってた、

というただ一度きりだから。

 

天保池の方の鳴川は

まだ歩いたことが無いの。

 

 

鳴川には興味があるから

これからあちこち歩いてみたいな、

と思ってるところ。

 

 

てことで、

今日はその手始めに、

以前一度だけ歩いた鳴川上流部を

前回とは逆方向に歩いてみよう、

というのが帰り道の趣旨。

 

 

天保池の方の鳴川は

近いうちに歩いてみたいと思う。

 

あと、下流の方もね。

 

 

丹生山系も

六甲山系に負けず劣らず奥が深くて、

まだまだ歩けてない山域がいっぱい。

 

一生楽しめそう。笑

 

 

もう11月も終わり。

川の近くを歩くと

シューズを濡らして

足まで濡れちゃいそうなので、

なるべく地道があるところは地道で

ちょっと高巻きして歩いたよ。

月が最近特に愛用してるのは

トレランシューズで、

防水どころかメッシュ仕様だからね。

濡れてもすぐ乾くかわりに、

ちょっとでも水のところに行ったら

一瞬で靴下まで濡れちゃう。笑

 

この季節に靴下濡らして歩きたくないよー。

春・夏ならいざ知らず。

 

シューズはすぐ乾くけど、

分厚いトレッキングソックスは

そうそう簡単に乾いてくれないもん。

ズブズブ濡れた靴下で帰りたくない。

 

 

冬になって水量が少ないせいか、

滝の流れの幅が相当狭まってる。

この岩場全体を覆うように流れてるところ、

見てみたいな。

夏なら間違いなくあそこを登るんだけど。

今日はいやです!笑

 

 

てことで、

足を濡らしたくない完璧なヘタレ

1人と1匹は(笑)

あんなところを歩いて行くわけ。

ラムちゃん「冬に川歩くとか、狂気の沙汰。

 あたちはお断り!」プイッ

(ヘタレ全開!笑)

 

 

ラムちゃんてば、

山犬なんだかお姫様なんだか

よく分かんないところがあってさ。

 

勇ましすぎるのと

ヘタレ全開とが同居しちゃうという、

珍しい性質。笑

 

 

しっかし鳴川、よいとこ、

一度はおいでよ。笑

夏なら絶対泳ぐし!

てか、とりあえずラムちゃん泳がせとくよね。

 

ラムちゃん「今日はやめてよ!ムリ!」

月「そんなことしないから、安心せよ。」

 

皮下脂肪ゼロのラムちゃんを

冬に川で泳がせるとか悪魔の所業だろ。笑

 

 

トゥエンティクロスもびっくりの

何度も渡渉しながらの遡上。

てことで、

靴濡らさないとか無理な相談だった。笑

 

まんまと靴も靴下も濡れちゃいましたー。

わはは!

もう、どうにでもなれ!

(開き直っちゃったらもう最強だ。)

 

 

 

 

苔の庭園。

丹生山系の谷にはよくあるんだけど、

苔の斜面。

きれいだよ。

 

 

 

足を濡らしたくない姫は、

なんとかして高巻きルートを探してくれる。

月が「あっちじゃね?」とか指示する必要ゼロ!

あぁ、助かる。笑

 

 

そもそもそれが

野生の本能ってものなのかもしれないし、

単にラムちゃんが、一度歩いた道は

全部記憶しちゃうタイプなのかもしれないし、

幼い頃から山を歩かせてると

自然とそうなるのかもしれないし、

それら全てが理由なのかもしれないけれど、

とにかく

彼女のルートファインディング能力は

素晴らしい。

 

月は殆ど自分の足下だけ心配してればよいレベル。

 

 

ラムちゃん「道のことなや、あたちにまかせよ!」

月「じゃ、あとは参謀長にまかせた!」

ラムちゃん「そうこなくっちゃ。あはんあはん♪」

 

 

 

と思ったら突然ガジリングが始まったり。笑

ラムちゃん「ちょっ!この枝は得難い逸品!」ガジガジ

まぁ、盛大にやってくれたまえ。

道草ばんざい\(^o^)/

 

 

 

月の個人的な印象だけど、

ラムちゃんと月が今日歩いてる

鳴川の上流部は

とても歩きやすい谷だと思う。

谷だからもちろん

こんな感じで岩はゴロゴロ転がってるけど、

決して危険なところはないし、

景色を楽しみながらのんびりした気持ちで歩ける。

 

 

 

 

 

斜面が一部小さく崩れたところがあって、

そこの土が漆黒でびっくりした。

最初、見た瞬間「石炭?」て思ったぐらい。笑

いや、石炭そのものを見たこと無いんだけど、

でもなんかイメージ的に

「土=茶色」っていうのがあって、

ここはあまりに黒々していて驚いたの。

 

よーく見ると

その中に崩れて小石ぐらいになった

木の一部らしきものが入ってて、

「倒木が朽ちるとこうなるのかな?」

というのが勝手な月の想像。

 

 

 

ほら、どう?

いい雰囲気じゃない?

やっぱ好きだなー、ここ。

 

 

 

倒木に苔が生えたのか、

もともと苔が生えていた木が倒れたのか、

順序はわかんないけど、

倒木が美しいと感じた場所。

もみじのオレンジ色と

倒木に生えた苔の緑のコントラストが

とてもきれいだったよ。

 

 

 

 

もう「紅葉狩り」と称して山に入るには

だいぶ時期遅れの感が否めないし、

紅葉とか全然期待せずに山に入ってるから、

こういうのが残っていてくれると

物凄く想定外のオマケが大当たり!

みたいな気分。

 

 

 

綺麗だったなー。

 

 

 

 

ここは黄色い葉っぱの低木たち。

 

 

 

日本の山、って感じがする。

風流だよね。

 

だんだんラムちゃんが

鹿か狐に見えてくる。笑

ラムちゃん「ちがうわ!あたちオオカミのこども!」

月「そうでしたー。忘れてたよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ!

ここは散り敷かれた落ち葉が

物凄く鮮やかだった。

ウリハダカエデだと思うんだけど、

この木の紅葉は本当に素晴らしい。

 

 

落ち葉の絨毯。

 

 

 

ちょっと近すぎて

画面に収まり切らなかったんだけど、

綺麗な形で残ってる

「炭焼き釜跡」があったよ。

 

 

 

地図上では川の表示が終わっても、

谷にはまだ水が流れていて、

本当の源頭部というのは

花折山に限りなく近い場所。

ここで丹生山系縦走路と出合う。

 

あぁ、でもここ

前にラムちゃんに誘い込まれたところとは少し違う場所だな。

ラムちゃんてば、

どっから月を鳴川に誘ったんだろう。

 

山歩いてる時、月は常に

「ラムちゃんをナビゲートしてる」

つもりでいるけれど、

実際にはラムちゃんの方が

遥かに山を理解していると思う。

ただ、それを偉そうに自慢しないだけだ。

 

彼女の頭の中に

「詳細な山の地図」

が描かれてるのは間違いない。

その地図、

是非プリントアウトしてくだされー!笑

 

 

 

兵庫カンツリー倶楽部の横を通って帰ろう。

 

 

 

柿の実!!!

分かるかな?

オレンジ色に染まった木が2本。

左は紅葉した木。

右のオレンジ色は全て

小さな小さな柿の実だよ。

たわわに実って

何百個あるか数えきれない。

 

 

 

舗装道沿いはつまらないし、

ゴルフを終えて帰る車が走る時間だから、

地道に逃げて

「柏尾谷池(かしおだにいけ)」に来たよ。

柏尾谷池周辺の木々も

だいぶ冬枯れの様相を呈し始めた。

 

 

 

前回訪れた時とは違う場所みたい。

ラムちゃん「うひょーっひょっひょ♪あはんあはん♪」

歓びの舞いが始まったよ。

ごろんごろ~ん

 

ラムちゃん、

柏尾谷池好きだよなー。

 

 

 

あんなに青かった空が

いつの間にか曇ってきちゃったね。

 

 

ほらね。

だいぶ冬枯れっぽくなったでしょ。

でも月は

冬枯れの山が一番好きだったりするんだ、

実は!

ところで今日は珍しく

柏尾谷池にカモか何か

水鳥のカップルがスイスイ。

 

この池で水鳥、初めて見たかも。

 

ラムちゃんと月が来ても飛び立たずに

少し奥の方へ泳いでいった。

 

 

柏尾谷池周遊路で

南方道の近くまで歩いて、

南方道に入って記帳の丘で記帳したあと

帰りは「廃寺道」から。

 

 

廃寺道の入口。

ラムちゃん「また晴れてきた!」

月「女心と秋の空、か?もう冬だけど。」

 

 

 

廃寺道、実は紅葉が素晴らしくきれい。

もみじの木が多いの。

 

 

これが見たくて、

帰りは廃寺道を選んだんだよ。

もう今シーズンも

ほんとに最後の見納め時期だからね。

見られるうちになるべく見ておこう。

 

 

 

 

ラムちゃんと月の青少年公園、

鳴川の旅も

これでおしまい。

 

楽しかった。

 

鳴川はこれから

どんどん開拓していけたらいいな♪