昨日、息子のシーズン3度目のテニストーナメントが地元サフォーク州であった。
今回は私のみが連れて行った。
いつも家族3人で行くのだが、ある日私が仕事で行けない日があり、パートナーのマルに任せたのだが。。。
パートナー、トーナメント中に買い物へ行く始末。。。
そして彼が帰ってきたら、お友達のお父さんに、オリ、やばい態度を取ってるよ、と一言。
何やらラケットを地面にたたきつけたらしい。
この件については彼のコーチからも一言直接言われたらしい。
まず、テニスというスポーツは、本当に孤独との戦いというのもあり、うまくいっている時はいいけれど、負け続けると相手との戦いというより自分の中で、このネガティブな状況をどう処理するか、に至るのである。
これはテレビでテニスの試合を見ていると誰でもわかる事。
私もテニスというスポーツは高校生の体育の時間にちょっとかじっただけ。あとはイギリスに来てからテレビでたくさん見るようになった。
オリは5歳の時にテニスを始め、私は彼の応援団として3年前に習い始めた。
習って3年。コロナの為2年間ほどほぼやってないので本当にしょうもないレベルの私。しかも40過ぎて新しい事を始めるのは20代の時に始めるのとは全く違う。でも好きだからオリを相手に週末にテニスコートへ行く。これが本当に楽しいのだが、やはりオリの方が上手なこともあり、私はいつもこのネガティブな状況に追いやられ、オリがトーナメントでやられている時の気持ちは痛いほどわかるのだ。
トーナメントの約束として、親はゲーム中口を出さない、出してはいけないのである。
家に帰って話を聞いて、次回こんな態度を取るのであればテニスはもうやらない。テニスにはもう連れて行かない。と約束をしたのである。
トーナメント2回目。家族総出で繰り出す。試合はそれはそれはとても良い態度で進んだ。始めから勝ち進んだから気分は最高だったはず。
そして今回。1ゲームから負けで始まった。
顔が曇っていくのが遠くにいても分かるのである。
天気がものすごく良かったので、サングラスを貸してくれと言い出した。うまくいかないのは天気のせい、にしてるのが丸わかり。私のアディダスのバイザーを貸しているので、帽子をかぶってない子たちより、また青い目の子供たちより有利なはずなんだが。。ちなみにウィンブルドン、ローランドガロス(フレンチオープン)、いろんな試合がテレビで見れるが、
どの選手がサングラスかけながら試合してるんだよ?!
ナダールがサングラスかけて試合してるの見たことあるか?
ねーよ!
ちなみに私のサングラスは度入りなので貸せない。
今回はラケットをたたきつけることはなかったが、ぎりぎりのせんだな。
オーストラリア代表のニックキルオス、彼はラケットをぐちゃぐちゃになるまでたたきつける。もちろん彼だけじゃない。本当にこういうのは見ていて恥ずかしいし、怒りは何の解決にもならん。キルオスは本当に他の選手と違った自分のテニスをするし、かっこいいのに本当にもったいない。オリも彼のことが好きなんだな。でもこのラケットをつぶすことがかっこいいとは思わないで欲しい。
スポーツを通して、こういう些細な事が、少しでも人生で辛いことがあった時の助けになってくれたら嬉しい。