さて!

適当に観光を済ませてオランピア劇場に急ぎ足。

パリってロンドンよりも渋滞すごいかも。しかもイギリス人ってあんまりクラクションならさんねんけど(少なくともうちの田舎は。ロンドンは結構鳴らすかな?)パリの人、ピーピーうるさい!

 

予想以上に観光地までバスで行くのに時間がかかってしまい、とっても急ぎ足でコンサート会場に行くことになってしまった。

オランピアまでは地下鉄で。

 

ロンドンはどちらかというと私的に地下鉄に乗るよりバスの方が楽。理由はあの延々と続く階段。。だけどパリは地下鉄の方が楽かも。

スリが多いと聞いていたので、地下鉄にはどうしても乗りたくなかったんだけど、乗ってしまったら非常に車内が広く(ロンドンのチューブに比べたらッていう意味ね。)駅自体も広々。切符も簡単に買える。

 

オランピア劇場についたら、早速和太鼓グループが演奏し始めた。友人のNさんが4列目のいい感じの場所のチケットを購入してくれてラッキー。舞台に近すぎず、首も傷めずいい感じ。

 

辻仁成さんって、どんな人なんか。名前は聞いたことあるケド、多分それは本を何冊も書いてはる人だということ、でも歌うたうんは知らんかったし、パリまでコンサート行くんやからちょっと下調べしていったんよ。中山美穂の元旦那さん!そうやったんか。全然知らんかったし。うちは2004年から日本離れてニュージーランド行ってしもて、日本からこうも遠ざかってしまったんやなーと再確認。ユーチューブも見て調べた。見るからにアーティストっていう感じやけどあんまりピンとこなかった。とりあえず声はむっちゃえぇやんって思った。

 

太鼓演奏もなかなか良かった。西オーストラリアのパース時代、太鼓グループがいて、入りたかったことを思い出した。今でもやってみたいけど!日本人のお姉さん、むっちゃ上手やった。

 

太鼓が終わって辻仁成登場~。

ユーチューブで見るよりむっちゃかっこいいやん。なんやろう、オーラがすごい。小柄に見えるけどエネルギーがものすごい。声はコンピュータ通して聴く声よりもっといい。というか声が違った。私コンサートって人生50年生きてきて今回4回目なんやけど(えっと、ミスチルとあと外国人の)、生で聞く声とこんなに違うもんなんか?

なんかね、涙が流れてきて止まらへんかった。よく教会で歌う歌声で涙が出たりするんやけど。最近洋楽しか聞かなくなっちゃったけど、それはリズムや音で好んで聞くだけで、最近の歌って心を打たない。それはうちの英語力が原因と言われたらそれまでなんやけど。でもJPOPでも一緒。心を打つ歌って最近無くない?でも辻さんのんは、はっきり理解できて、心に響く。彼のブログをこのコンサートまでに読んできて余計彼の歌の意味がズンズンと体に沁みるというか。。

むっちゃかっこいいやん!こんなに自分を歌で表現できる人ってすごいわ!と感動しまくった。

 

こんなアーティストがパリにおるんや!

Nさん、連れてきてくれてありがとう!

感謝。

 

ドラム、ベース、トランペット、ピアノ、バイオリン、みんな最高やったわ。なんかキャラクターも伝わってきてそこも良かった。

 

こういうLIVE見ると、音楽って素敵って思う。

 

これから辻仁成のブログを読んでいこう。そして今年の夏、日本一時帰国したら彼の本をいっぱい買ってみよう。

と、そう思った。

 

コンサートは二の次だったのに、大どんでん返し!

 

ちなみになぜNさんが辻仁成のコンサートに行きたいと言ったか、

それは彼女は今、18歳になる息子U君の事で悩んでいるから。年の近い息子さんが辻仁成さんにもいる。彼女はずっと辻さんのブログを読んでたんだね。シングルファーザーで海外で息子を育ててる、しかも料理もちゃんと作ってる、って感心してた。

 

彼女とは同じスペイン人の伴侶(うちは結婚してないけど)、一人息子という共通点があり、ある日本人の紹介でお友達になったんだけど、この旅行で彼女が息子君の事で悩んでると聞いて、頭脳明晰な息子さんだけに驚いたとともに、悲しくなってしまった。彼女の息子、U君、日本語すごくできるから、辻仁成の音楽を聞かせたらいいやん!って言ってみたら既に試したみたいで、でもU君はU君の若い子が好みな音楽あるからあかんかったみたいやけど。

 

夏、辻仁成のコンサートが東京、名古屋や京都であるみたい。

うちらは8月のお盆前にイギリスに戻る予定。むっちゃ残念~。

 

イギリスに今度来て~!

 

パリにはご飯とペーストリーを楽しみにしていたけど、

辻さんのコンサートでむっちゃお腹いっぱいになったわ。

 

どうもありがとう。