マラケシュ リヤド オーナーの画

モロッコもミャンマーもイスラエルも、多くの人にとっては、何の関係もない。

私は、エクメネの探求に行ったから、或いは、行こうとしていたから、

喪失感があるのかもしれない。

カサブランカ ハッサン2世モスク

旅行の評価を聞いていて、モロッコは是非訪れたいと思った。

バーティヒギンズのカサブランカに憧れていた。

20年位前に、郷ひろみの哀愁のカサブランカが好きで聞いていたら、原曲がある

という話を聞いて、知り合いの日系人に聞いたら、

「それ、確か、Bertie Higginsだよ」

と教えてくれた。

マラケシュ リヤド入口

CDを手に入れて、ますます、モロッコに興味が湧いてきた。

パリから早朝発のエールフランス便で、マラケシュに着いた。

恐らく、一番最後にイミグレを出たのは、我々だったかもしれない。

リヤドに迎えの車を頼んでいたが、余りに遅くなったので、待っていてくれるか心配だった。

でも待っていた。

迷路のような旧市街を入って行って、そのリヤドに到着した。

リヤド(現地式ホテル)の経営者は、フランス人の画家だった。

リヤドもマラケシュの街も物凄く気に入ったけれど、またチャンスを見つけて

行こうと思っていたら、

マラケシュ フナ広場

今回の地震だ。あのフナ広場も、夜の煌めくような雰囲気も

暫くないのだろう。残念だが仕方がない。待つしかない。

ミャンマー ゴールデンロック行のバス

ミャンマーのクーデターも衝撃的だった。4年前のヤンゴンは、マザースーを敬愛する気持ちで溢れていた。ゴールデンロックも素晴らしかったし、ヤンゴン市内のパゴダも圧倒的だった。

最後のフロンティアとして、躍動するミャンマーを感じていた。

それが2021年のクーデターで全部破壊された。

なぜ、そんなことをするのだろう? 既得権者の最大の反発だったのか?

 

 

ボスニア戦争博物館 サラエボ スナイパー

 

イスラエルとハマスの戦争も、余りに酷い。

1000年来の十字軍戦乱から、あまり変わっていない。

血を血で洗う戦いは、古来から変わっていないし、また、その歴史を直視しないと

現在のガザの紛争を理解できない。

サラエボ博物館内

 

2023年の春に、トルコ、ギリシャ、ボスニアを旅行した際に、エルサレムも予定に入れて

いたのだが、旅行コストが予想外に高く、また、治安も不安定なので、断念した経緯がある。

今となっては、しまった感はあるが、またのチャンスを待ちたい。

イズミル 市場の八百屋さん

 

地中海諸国も距離的には近く、ガザからクレタ島まで500kmほど、キプロス島に至っては、200kmほどである。もっとも、東アジアの日本も北朝鮮、ロシア、中国とは至近距離ではある。

最大の慰めは、冷戦時代も、何十年もの間、至近距離で戦いをしていたのも事実だ。

まあ、だからと言って、今回も何とかなるか、どうかは解らないけれど、楽観的に

生きていくしかない。

少し落ち着いたら、近隣諸国へ旅をしたいとは思っています。