いつものようにデパートの地下を歩いていると

スーツをきた男性たちで
スイーツコーナーは埋め尽くされ

ショウケースが見えないほどの人だかり
それもそのはず今日はホワイトデーなのだから。








ホワイトデーに向けて特設で出展している有名店や
ラッピング専門のお店にまで男性の山。


でもそれって素敵ですよね♪


普段は女性の園といっていいくらい女性ばかりが占める
デパート地下のスイーツ売り場★



なかなか日常利用しないであろう男性方が
一生懸命選んでいる姿って魅力的に写ります。


それが義理チョコ返しであったって
本命の彼女へ向けてだって
お母さんや娘さんへだって


「誰かを想う愛情」があってこそ
そこまで足を運んだことは確かなのだから。



これだけたくさんの男性をデパートの地下で見ることは
1年を通しても3月14日くらいでしょう。



このたくさんの男性たちの分だけ
愛されている女性がいるわけです。


どなたに贈るのでしょう・・・



その男性たちの瞳の奥に写る女性を想像し
男性の愛情をもらえる女神たちの

喜んで受け取る姿を妄想しては
自分のことのように楽しんでいます。


 





ところで

「どうせ、義理チョコなんて
お返しをするのもめんどくさいしもらって迷惑だよ」

という声をきいたことがありますが
みなさんはどうでしょう?


私が男性ならそんな風には絶対思いません。


本命であろうと義理であろうと

自分のためにどこかへ足を運んで買ってくれたんだ~♪
と、その労力から愛情を感じられるし





仮に、その他大勢のひとりであったとしても

そこに自分の名前もあったこと
そのタイミングで自分を思い出してカウントしてくれたんだと思うと

私はそれで嬉しい。







ましてやバレンタインだとかホワイトデーだとか
否が応でも異性を意識する日に

自分のことを少しでも思い出してくれたのなら本望です。



義理チョコはいらない!本命だけが欲しい!というのは
ナンバーワンもしくはオンリーワンを求めているわけですよね。





「世界にひとつだけの花」という歌があったけれど
私の中ではそれも少し違う。



大切なのはナンバーワンでもオンリーワンでもなく

Is there any love or not?(そこに愛はあるのかい?)

とでもいいましょうか・・・。





小さくてもいい。スプーン一杯程度でもいい。

自分に愛情をかけてもらえればそれで嬉しい。







愛情乞食でありたいのです。
その方がささやかな優しさにも感謝できると思うのです。





「1万円お恵みください。」という乞食はいない。
「100円お恵みください。」ならいるかもしれない。

1万円お恵みくださいと思っていて5000円のお恵みだと
少ないと思うでしょう。


でも
100円お恵みくださいと思っていて1000円のお恵みも
有難や~と思うわけです。





幸せに慣れちゃいけない。
傲慢になってもいけない。





だから私は
ほんの少しでも愛情をもらえたら本望というスタンス。



ところで、

ホワイトデーのお返しの意味って
ご存知ですか?


マシュマロ or お返ししない
→「あなたのことが嫌いです。」
シュワッとすぐなくなるから。



クッキー 
→「お友達でいましょう。」
サクッとドライな感じだから。


 



キャンディ or 他のプレゼント
→「あなたのことが大好きです。」
口の中にずっと残るから。

だそうです。





そんなジンクスめいたことは
正直、どうでもいいと思っていますが

バレンタインが女性から愛を伝える日なのなら
男性からその返事を伝えるのに

対応しているお菓子があると
わかりやすいかもしれません。



私のようにお菓子作りが好きだったら
押し付け迷惑をかけている可能性も大ですし

喜んでいるか迷惑か
相手の本音を知っておかなくちゃというのも一理あります。




それにしても巷では

「もらったからあげなくちゃ」という義務感で

ホワイトデーというイベントを
やっつけ仕事にしている人も多いようですね。


もったいないことです。


ホワイトデーは
男性から普段はなかなか伝えられない想いを
プレゼントに託して贈る素敵な習慣だと思います。



口で「愛してるよ」「好きだよ」ということは
けっこう簡単なことです。



でも

探しにいき、買うまでの手間こそが
一番本心が伝わるプレゼント。


3倍返しのなんのって流行った時代もありましたが
大切なのは中身じゃない。


お母さんの手作り弁当に愛があるように
そこに手間があるからこそ愛情が伝わるもの。



そう思いませんか。