今年初めて全国夏の高校野球
甲子園での決勝戦をTVで見ました。
正直なところ、私はスポーツは得意ではありません。
見るのもするのも苦手です。むしろ嫌いです。
といいますのは
どうしてもどちらかを選んで
応援することができないから楽しめないのです。
今年の決勝戦は
大阪桐蔭(大阪)VS常葉菊川(静岡)でした。
試合はあっという間に大差がつき
試合終了時には17-0というスコアで大阪桐蔭が優勝しました。
最初は「どちらもがんばれ~」くらいの気持ちで見ていましたが
途中から常葉菊川を応援するように見ていました。
「がんばれ~!」と声高らかに常葉菊川を応援するというよりは
最後の最後に辿り着いてさぞ悔しいだろう・・・
全力を出し切ったとはいえ、せめて1点取りたいだろう・・・
最後まで諦めるなと言われても10点以上の差がついて
最終の9回のマウンドに立つのはどれほど苦しいか・・・・
応援してくれているスタンドの声に少しだけでも
応えたい気持ちでいっぱいだろう・・・・
そんな風にみていると
試合終了の合図と同時に涙が溢れてきました。
感動の涙ではなく、情に流されたせつない涙です。
大阪桐蔭の校歌を斉唱している間
常葉菊川の志士たちも、きっと涙を流していたことと思います。
カメラは勝者を写していましたが
どうしても私は敗者に心が奪われてしまいます。
これはオリンピックにしても同じ感情がわいてきます。
戦時であればきっと「非国民」と言われてしまいますよね。(苦笑)
みんな頑張ったものね。
こんなに何年も頑張ったのに悔しくて悔しくてたまらないよね。
どうしてもスポーツを見て終わる頃には
切ない気持ちでいっぱいになる自分がいます。
きっとそれはどちらかを応援できないからでしょうね。
常に負けかけている方を応援に入ってしまうから
どちらが勝利を手にしても複雑な気持ちになってしまいます。
スポーツはやはり苦手です・・・・。
けして頑張ってるみんなが嫌いなわけじゃなく
負けた人がかわいそうでたまらなくなってしまうから・・・
スポーツファンの方ごめんなさいね。