「愛する」それはお互いに見つめあうことではなく、
一緒に同じ方向を見つめることである。
「星の王子さま」で有名なサン・テグジュペリの有名な言葉です。
結婚式のスピーチなどで
耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
同じ目標を持つ人と人が支えあうのが愛。
そう言っているようにも聞こえます。
自分を見つめてもらうこと。
いつもそばにいてくれること。
嬉しいけれど、
やはりそれだけではダメで
互いが互いのやろうとしていることに
首を突っ込んで一緒に背負うことが大切なのだろうと思いました。
「私は私。彼(彼女)は彼(彼女)。」
では
家庭は築けないし
「あなたがいればそれだけでいい。」
でも
愛は成り立たないのかもしれません。
二人で見つめあっていたら互いが歩き出したとき
どんどん離れていってしまうから
同じ方向を見ていればずっとそばにいられる。
サン・テグジュペリのこの言葉を知ったとき
人が子供を産んで次の世代にバトンタッチするのは
きっと愛がカタチになったのではなくて
愛をカタチにするためなんだと思いました。
「共に新しい生命を愛で育んでいく」ということこそ
愛し合っている二人が同じ方向を見て歩むことなのかもしれない。
と感じた忘れられない心に残る言葉です。