FX 自動売買やデータ分析をしていると、リアルタイムデータが突然欠けたり、飛んだり、空欄になったりするトラブル、経験ありませんか?API をいくつ変えても改善しない… それ、実は API のせいだけではないんです。

 

長年 FX データサービスに携わる私が、実際の取得データをもとに「どの通貨ペアがデータ欠落しやすいのか」「安定してデータを取る方法」をまとめました。難しい言葉は抑えて、実践で使える内容にしています。


データが欠けると何が困るの?

FX の戦略テスト(バックテスト)や自動売買では、途切れのないリアルタイム Tick データが絶対必要です。

データが欠落すると…

  1. 戦略の結果がゆがみ、使い物にならなくなる
  2. 相場が変動しやすい時間にデータが途切れ、判断を誤る
  3. API のせいにして乗り換えても、根本解決しない
  4. 取引量が少ない時間帯はデータが空白になりやすい

実はこれ、市場の流動性・変動の特徴・取引時間が組み合わさって起きている現象なのです。


実測!データ欠落しやすい通貨ペアランキング

24 時間・複数の API で同時に取得を続けた結果、よくデータが欠ける通貨ペアが明らかになりました。

  • GBP/USD(イギリスポンド / 米ドル)一番データが欠ける! イギリス市場オープン時の変動が激しく、流動性がバラバラになりやすい

  • USD/JPY(米ドル / 円)欠けやすい部類。アジア市場→米国市場の切り替え時間にデータが不連続になりがち

  • AUD/USD(オーストラリアドル / 米ドル)アジア時間帯の流動性が低く、約定が途切れがちに

  • EUR/USD(ユーロ / 米ドル)取引量が膨大すぎて、ピーク時に少し欠けることがある

  • USD/CAD(米ドル / カナダドル)北米時間は変動が大きいが、API が安定しているので中程度


データ取得が安定しない理由は 4 つ

  1. 取引時間の活発さ動きが激しい時間は、取得スピードが追いつかずデータが欠けます。

  2. API の配信方法1 秒ごとに送るタイプと、Tick ごとに送るタイプで、データの完全さが大きく変わります。

  3. ネットワークの方式HTTP ポーリングは受け身なので欠けやすく、Websocket は自動で送られてくるので安定します。

  4. 通貨ペアの流動性流動性が低いほど約定が途切れやすく、データに空白ができやすくなります。


安定してデータを取るなら Websocket が最強!【コピペで使えるコード】

多くの実験から、リアルタイム Tick データは Websocket 長接続が一番安定すると分かりました。AllTick APIを使った実用コードがこちら。

 

import websocket
import json

def on_message(ws, message):
    data = json.loads(message)
    print(data)

ws = websocket.WebSocketApp(
"wss://apis.alltick.co/websocket-api/stock-websocket-interface-api/transaction-quote-subscription",
on_message=on_message
)
ws.run_forever()

実践で使えるコツ

  1. 流動性が低い時間帯を避けて取得する
  2. データを一時保存するバッファを作り、欠けたら過去データで補う
  3. ネット環境と取得回数を合わせ、回線が詰まるのを防ぐ

取得方法を比較

  • HTTP ポーリング:簡単だけど、激変動時にデータが欠けまくる
  • Websocket:リアルタイムで安定、欠落が圧倒的に少ない
  • ハイブリッド:過去データ+リアルタイム、一番完璧だが少し複雑

まとめ

FX 主要通貨の中でGBP/USDが一番データ欠落が起きやすいです。理由は、市場オープン時の急変動と流動性のバラつきにあります。

市場の特徴に合わせて取得方法を調整し、Websocket+データ補完を使えば、どの通貨ペアでも欠落が少なく、きれいなデータを取得できます。自動売買や戦略作りにぜひ活用してください✨