何者かになりたい。

そんなカスみたいな想いを持ちながら生きて十数年。

何者ってなに?
政治家?芸能人?アーティスト?

それともただ普通に生きる社会人?


私はどちらかと言えば前者を選ぶだろう。
普通のOLにはなりたくないし定職には着きたくないと思ってしまっているこれまたクソ学生である。


「そんなんじゃ将来安定しないよ。」
「そんな夢諦めて有名な大学行ってちゃんとした企業に就職しなさいよ。そしたら結婚もできて幸せな人生送れるよ。」


何回言われただろう。
耳にタコができるほど、とはよく言うものだが
脳にこの文を刺青彫られたくらいには聞いたと思う。


自分の人生に嫌気がさすことや不安になることなんて
数え切れないほどあった。し、今もある。

そして私がかれこれ五年程追い続けている夢を
諦めるべきなのか本気で悩む日々である。

近頃、バンドにハマりまくってるわたしは本気でバンドで食っていきたいと思い始めている。

叶うわけもないのに。



五年追い続けている夢はバンドとは違って確実に合否が出るものなので正直それに挑戦してからキッパリ諦めるのもありかな、と思ったりもしている。

一方でバンドで成功するのはひと握り。
そしていつ売れるのか、食えるようになるのかなんて他人は愚か本人たちすらも分からないまま生きていく。


どちらの夢も叶うかすら分からないし、叶ったところで本当にそれが私の幸せなのかも分からない。


何者かになりたい。

あの人みたいになりたい。

あの人になりたい。



……私は誰かのクローンになる為に生まれてきたの?



あの人みたいになりたい、と思うのは素敵なことだ。
だが "あの人になりたい"ってどうなんだろう。

憧れの気を強く持つことは良いことだが
それでは真似をするだけで自分が生まれながらに持っている良さは失われてしまうのでは?とも思う。




こうやって理屈で考えている時点で私は終わっている。
ジ・エンド。 といったところだろう。


理屈じゃなくて感覚でいきたいね。
行きたいね。生きたいね。逝きたいね。