心理セラピスト
藤城 茉莉花です。
最近、天海祐希さんが出演されたドラマ
『女王の教室』
を観ました。
ちょうど夏休みの終わりの頃で
テレビなどで夏休み明けの自殺予防の特集がたくさん組まれていた時期だったのと
無差別の殺人事件が続いていたので
すごくドラマのセリフが響きました。
その一部をご紹介します。
なぜ人を殺しちゃいけないの？
「その子が私にこう言ったからよ。
なぜ人を殺しちゃいけないんだって。
その子は頭も良くて 運動もできて
体も大きかったから クラス中に恐れられていたの。
事実その子のターゲットになった子は次々といじめられて
自殺未遂までする子までもいた。
でもその子は反省もせずこう言ったの。
なぜ人を殺してはいけないんですかって。
そう質問すれば大人がちゃんと答えられないと知っていたのね。
彼は。
だから私は彼に教えたの。
他人の痛みを知れと。
みんな自分と同じ生身の人間なんだと。
どんな人にもあなたの知らない素晴らしい人生があるんだと。
一人ひとりの人間が持つ
家族や愛や夢や希望や思い出や友情を
奪う権利は誰にもありません。
残される遺族に苦しみや痛みや悲しみを
与える権利も誰にもありません。
だから人を殺しちゃいけないんです。
あなたたちも過ちをおかすかもしれないから
肝に命じておくことね。
犯罪を犯した人間は必ず捕まります。
逃げることができても一生その呵責に苦しみます。
周囲の人間から見放されます。
死ぬまで孤独です。
もういいことは一つもありません。
二度と幸せになんかなれません。」
生きているということ
「イメージできる？
わたしがあなたたちにした以上にひどいことは
世の中にはいくらでもあるの。
人間が生きている限りいじめは永遠に存在するの。
なぜなら人間は弱い者をいじめるのに喜びを見出す動物だからです。
悪い者や強い者に立ち向かう人間は
ドラマやまんがの中の話であって
現実にはほとんどいないの。
大事なのは将来自分たちがそういういじめにあったときに
耐える力や解決する方法を身につけることなんです。」
世の中を生きていくために
「いい加減目覚めなさい。
人生に不安があるのはあたり前です。
大事なのはそのせいで自信を失ったり
根も葉もないうわさに乗ったり
人を傷つけたりしないことです。
例えば人間が死んだらどうなるかなんて
誰にもわからない。
言うとおりにすれば天国に行けるとか
逆らえば地獄に落ちるとか言う人がいますが
あんなものはでたらめです。
誰も行ったことがないのにどうしてわかるんですか？
わからないものをわかったような顔をして
無理に納得する必要なんかないんです。
それより今をもっとみつめなさい。
イメージできる？
私たちのまわりには美しいものがいっぱいあふれているの。
夜空には無数の星が輝いているし
すぐそばには小さな蝶が懸命に飛んでいるかもしれない。
町に出ればはじめて耳にするような音楽が流れていたり
素敵な人に出会えるかもしれない。
普段何気なく見ている景色の中に
時の移り変わりではっと驚くようなことがいっぱいあるんです。
そういう大切なものをしっかり目を開いて見なさい。
耳をすまして聞きなさい。
全身で感じなさい。
それが生きているということです。」
毎日流れ続けるいじめや虐待のニュース。
顔が見えないネットという空間で飛び交う悪意。
なんだか14年前よりも
今の方が天海さん演じる阿久津先生の言葉が響くような気がします。
ちょっとネットで検索してみたら
最近でも名言としてドラマの記事を書いていらっしゃる方がいたので
同じように感じている人がいるんだな と思いました。
ネットワークが発達した2000年代以降は
繊細すぎる人が生まれやすい時代と言われたりもしますが
厳しいかもしれませんが
わたしは繊細さに逃げずに
耐える力や解決する方法を身につけて
乗り越えてほしいです。
多分huluなどで配信されていると思いますので
気になった方はぜひドラマを観てみてください。
個人的にエンディングで
ドラマの役とは打って変わって
EXILEの曲に合わせてはつらつと踊っている天海さんにギャップ萌えです(≧∀≦)
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