先日車に乗ったら、FMラジオから、懐かしい曲が流れてきた。



大黒摩季「夏が来る」


リリースされたのは、1994年なので、私はすでに結婚していたが、

初めてこの曲を聴いたとき、


私の事を歌ってる…!


と真剣に思ったものだ。


作詞は大黒摩季本人によるもので、結婚願望がありながら、なかなかイイ男をゲットできない女性の本音を歌っている。




20代後半の私は、つらいOL生活から逃れるために「寿退社」を目指しており、強烈に結婚願望をもっていた。


そして、お見合いや、無意味な「ねるとんパーティ」(今では死語)に出席し、涙ぐましい努力をしていた。


神様はそんな私の努力を認めてくださったのか、29歳で今の主人に出会い、30歳で結婚をした。


今は30代で結婚していない女性はたくさんいるが、当時の私の周りには未婚の女性がいなかった。


本当に、この歌の通りの心理状態だったのだ。



主人の妹も、30代後半で未婚なのだが、カラオケでこの曲を歌い


「私のことを歌ってる」と言っていた。


未婚女性の心理をみごとに歌っている証拠だと思う。


30歳を超えて独身でいる女性は、おおかたこんな心情なのだと思って差し支えないだろう。




私も、この曲を聴くと、つい、しんどかったOL時代を思い出して、懐かしくなる。


でも、結婚が人生のゴールではなく、スタートだと思い知るのは、その後なのだが…(苦笑)




  「夏が来る」  作詞:作曲 大黒摩季  1994.4.23.

♪  近頃 周りが騒がしい 結婚するとかしないとか・・・
   社会の常識・親類関係 心配されるほど意地になる

   私が好きになるぐらいの
   男には当然 目ざとい誰かいて
   お見合い相手の付録に一瞬グラッとするけど
   One More Chance!!

   本気の愛が欲しい

   夏が来る きっと夏は来る 真っ白な馬に乗った王子様が
   磨きをかけて 今年こそ
   妥協しない ・アセらない ・淋しさに負けない
 
   「何が足りない・・・。どこが良くない・・・。」
   どんなに努力し続けても
   選ばれるのは あぁ結局
   何も出来ないお嬢様


♪  物事いろいろ知ってしまうと 瞬発力が無くなるもので
   運命の人だと思っても 経験が邪魔して素直になれない

   価値観・将来・etc・・・
   を話し込んだならイイ友達にされそう
   愛してる・・・なんて本気でHしたら その日から都合のいい

   娼婦(おんな)扱い
   マジメなだけなのに

   夏が来る いつも夏は来る 両手広げて待っている
   年をとるのは素敵なことです
   イジけない・ ネタまない ・間違ってなんかない

   こんな私を可愛い奴だと 抱き締めてくれるのは
   優しいパパと 親友だけ
   そういえばママもお嬢様

   夏が来る きっと夏は来る 頑張ってるんだから絶対来る
   恐がられても 煙たがられても
   諦めない・ 悔しいじゃない ・もう後には引けない

   「何が足りない・・・。どこが良くない・・・。」
   どんなに努力し続けても
   残されるのは あぁ結局
   何でも知ってる女王様
   

   それでも夏はきっと来る

   私の夏はきっと来る  ♪