時々、セッションを通して、
「選ばれなかった方の世界」を想像する流れをシェアすることがあります。
あの時、もし別の道が選択されていたら、どうなっていただろう、と。
でも、その“選ばれなかった世界”は、
本当にどこかに並んで存在しているのでしょうか。
むしろ、世界はそんなふうに分岐しているのではなく、
いつだって「選んだことそのものが、すべての現実」なのではないかと感じ合うのです。
選ばれなかった方の世界は、どこにも残されていない。
何かが置き去りにされているわけではなく、
その瞬間に生まれた“ひとつの世界”が、ただそこに展開しているだけ...
そう思うと、人生は分岐というよりも、
常にひとつの流れの中にあるように見えてきます。
ただ、興味深いのは、
もしもう一方が選ばれていたとしたら、何を味わっていただろう...
と、その可能性に触れたときです。
ワークを通して、ゆっくりそこに降りていくと、
そこには確かに感覚があります。
経験していないはずの何かに、確かに触れるような感覚...
その感覚を通して何かが大きく昇華されるとき、
「選ばれなかった世界」は初めて意味を持ち、
そして不思議なことに、
世界はより確かなひとつへと戻っていくようにも感じられます。
選択とは分離ではなく、統合のプロセスなのかもしれません。




