本来 
ヒトの悪口を
聞くことも
言うことも

大嫌いなのだが


あれは

腹に据えかねたマスツーだった


知り合いの紹介で
アメブロつながりのない
全くの初めましての方々と

あるとき
一緒に走る事になった


元来人見知りの激しい自分

アメブロつながりなら
お顔合わせは初めてでも
ある程度
お互いの記事を拝見し
コメントのやり取りの中で
この方となら 大丈夫そうだな と言う
手応えを掴むことが出来るのだが

今回はこちらに相手方の
一切の情報が無い中

散々渋ったのだが
付き合いで断り切れなかった



集合して
雑談が始まった途端に

「どうしてそんなの選んだの?」

あたしの大事なGSX250Rに向かって
そんなの呼ばわりを開始する



「免許取ってどのくらい?
大型取れば良いのに」

まぁこれは
何回も言われ続けて来たから
なんとも思わないが

なんか…コイツら
雰囲気悪いな


走り始めると

直線でアクセルバカ開け

信号で止まる度に必ず
最前列に割り込んで
何故か空吹かし

うるさいんだけど


この人たち
いつもこんな走りしてるの?


やがて始まる峠道では

一番嫌味な口調で来た奴が
雑な走り方してる

フォームは汚いし
とにかく早けりゃ良いとでも
思っているかのような
そんな操り方

免許取り立ての小僧じゃあるまいし
まるでお手本にも なりゃしない


あたしの大事な仲間達は
こんなみっともない走りはしないのに


全然
楽しくなかった


黄色い線もお構い無しに
前走車をばんばん追い越していく


なぁ
マスツーじゃないのかよ

だんだん腹が立って来た



結局 自分一人 遅れて
休憩場所に着くと

あーごめんごめん
やっぱり250cだと
このペースは無理か あっははは


あははじゃねーよ

ブチ切れそうになったが

やめた



ニッコリ笑って

ええ、みなさんとても速くて
わたしの腕ではとてもとても
ついて行けません

自分のペースとは違い過ぎて
危ないと思ってしまうし
このように
みなさんをお待たせしてばかりでは
場もシラけてしまうでしょう

申し訳無いのですが
わたしはこれで
帰らせていただきますね


駐車場から
出て行く集団を
こっそり中指立てながら見送って


独りになって 
やっと
清々した^ ^




マスツーで走る事は
学びも多い


今回の様に
散々な目に遭うこともある


今までの自分は
本当に 良き先輩方に
「守られて」来たんだな

それを実感した 出来事でした