あたし、もう大人よ、
だから、お酒だって飲めるわ。

チッチッチッ
何を言ってるんだい、お嬢さん
君には、そんな背伸び、まだ早いよ。

いいの、
あたしは、もう大人よ、
子供扱いなんて、しないで。

(もちろん、子供扱いなんて、してないさ)
こんな可愛らしい大人のレディなんて
そうそういないさ、
だから、いい子にして、、、
酒なんて飲めなくてもいいだろ、
そんなことしなくても、君は素敵だよ。

そんな言葉には、だまされないわ。
(大人って、そうやって嘘をつくのね)

さあ、悪いことは言わない
ここはひとつ、
大人の言うことを聞いてくれないかい。

嫌よ、あたしのこと、
そんな風に子供扱いしないで。
たまには、あたしも大人っぽいグラスで
飲んでみたいだけなんだから。

そんなことなら、話は別だよ、
今日のところは、お酒はやめて、
私の勧める とても美味しいお水にすればいい
どうだい?

ええ、いいわ、
今回だけは、あなたのいうことを
聞いてあげる。

じゃあ、
どんなグラスがいい?
これで、いいかい?

うん、
それでいい、
そのグラスでなら、飲んでみる。



ねぇ、あたし、
大人っぽい?
まだ、大人の雰囲気ってわからないの、
だから教えて。


そんなことは、教わるもんじゃないよ、
きっと、これから君がする経験で
生まれてくるものだ。
まぁ、まずは、そこにある美味しいお水を
経験してみればいい。

さあ、
このグラスで美味しいお水を召し上がれ。

は〜い💕
いただきま〜す。

(やはり、素直でいい子だな )
(背伸びしても、子供は子供だ )

ぐびぐび



さあ、大人の味はどうだい?
気にいったかな?

ええ、美味しいわ、
いつもと違うお水のようよ

これが大人の味なの?

美味しくって、いっぱい飲めちゃうわ。



このグラスでお酒を飲んだら
もっと美味しいのかしら?


バカなことを言うんじゃないよ、

お酒を飲めたから大人じゃないんだよ。


飲むだけなら、誰だって出来るさ。


お水を飲んでも大人になれるし、

お酒を飲めても君の求めてる大人には

ならないよ。


君は、その容姿に見合う経験を

積んでいけばいいのさ。



なによ、
訳の分からないことばかり言って。

あたしを子供扱いしないでよ、
あたし、いろいろ経験してるし、
もう大人なんだから。

はい、はい、わかりました。
そうやって、お水を飲む姿も
様になっているし、
ララたんは、大人の女性です。
(これならいいだろ)

は〜い💕
にゃはは😽💕

(そういうところが子供なんだよ)



大人のふり


大人に近づきたいララたんのお話でした。


おしまい