「あら、可愛い〜わね〜」
これは、お母たんの声である。

状況は、こうだ。

たまたま、そこにあったブランケットで、
お母たんはララたんを包んで抱っこした。

包まれたララたんが、すこぶる可愛く映ったようだ。だからお母たんには、ララたんがこのように見えた↓(幻想)


もお〜
ほんとに!うちの子は可愛いわ〜
見ててキュン キュンしちゃう。

ララたんの周囲は
お母たんから出た❤️ハート❤️で
埋め尽くされている
❤️愛❤️のあふれたララたんである。

しかし、よく見て欲しい。
(特にララたんの表情を)


実際は、こうだ!

ララたんは、抱っこされるのが
実は嫌いである。
束縛は、もっと嫌いだ。

なので、実際には
ご機嫌よろしくないのだ。

だが、ララたんは知っている!
この家で一番地位が高いのは、お母たんだと言うことを。
(もちろん、私以外でね。ララが一番!)

それに、この後
ご褒美の可能性が高い
ララたんは思った
ここは、我慢した方が得だ。

そこで、ララたんは
こんなことを言ってみた。
「お母たん、大好き」



「あわ〜ララたん、ありがとう〜」

満面の笑みで喜ぶお母たん。

ララ 君は、ずるいぞ

そんなこと
私には決して言わない
そんな甘〜い言葉をお母たんには言うなんて。

どうせ
私が一番下ですよ ぐすん T^T 涙💧

私は、あなたの下僕です。
(わかっています)

理解はしてても
やるせない気持ちになる
お父たんでした。

おしまい