15年間…


家族よりも、

友人よりも、

恋人よりも、

誰よりも長くそばに居てくれたララが今朝旅立ちました…

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他の人からすれば、ただのペット。ただの猫かも知れませんが
俺にとっては、誰よりも、何よりも一番大切な存在でした。

俺が親に怒られた時もそばに居てくれ、俺が友達と喧嘩した時もそばに居てくれ、俺が恋人と別れた時もそばに居てくれた。。。

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辛い時も嬉しい時も、フラフラしていた時代も、格闘技を始めた時も、ずっとずっと、俺の全てを見守って来てくれたのはララだけでした。

ララが乳ガンになったのが約二年前。

乳腺を全摘出と言う、高齢のネコとしてはリスクも伴う大手術を受けて見事成功。


しかし手術が成功しても、もって三ヶ月位と言われた。

ただ、余生を苦しまずに過ごさせてやりたくて手術に踏み切った。

しかしここで奇跡は起きました。

現在、手術をしてからおよそ1年8ヶ月が経ちました。

これは凄いことです。

奇跡みたいなものです。

しかし
今年の1/20の試合が終わった途端に容態が急変…

それまでにも何度か試合はしていましたが、試合の時に容態が悪化したらどうしよう…とか、減量期間中に悪化したらどうしよう…とか、考えてたし、何よりもそうなる確率の方が絶対に高かったはずです。

でも、ララはずっとずっと元気でした。


俺が1/20の大事な試合を終わるまで、待っててくれたかのように…

不思議ですが、そうとしか思えません。

現に終わってからはプッツリと糸が切れたかのようにグッタリした日々が続きました。

毎日毎日病院へ通いました。

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癌は転移してました。

いつかはそうなる事はわかっていましたし、覚悟もしていました。


ご飯も水も飲まず、日に日に痩せていく姿は辛かったけど、最後の一週間はご飯も食べ、水も少し飲むまでになりました。

担当の先生からは、こんな状態で少しでもまだ食べるなんて本当に凄い事だと言われました。

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奇跡を再び起こそうとしてくれたんだね。

そうやって、少しでも長く俺のそばに居てくれようとしたんだね。


最後の時に俺はララのそばに居れて本当に良かったと思ってます。

ずっと俺の腕枕で横になってたので、最後は俺の腕の中で静かに息をひきとりました。


正直、立ち直るなんてできそうにないし、今だって、ただ寝てるだけに見えます。

初めて出会った時の事も鮮明に覚えてるし、家の中の特等席に目をやるとそこにララの姿が見えます。

ララは俺の全てでした。


大袈裟じゃなく、
誰よりも俺の事を知ってて。

誰よりも俺と過ごした時間が長く。

誰よりも俺の事を好きで居てくれてたと思います。


ララ…

幸せだったかな…?

俺はララに出会えて本当に幸せだったんだよ。



想い出を数え出したらキリがないから、想い出は胸にしまっておくよ。

俺が辛くて泣いた夜はララを抱き締めて話しを聞いてもらい

俺が嬉しくてはしゃいだ夜はララに沢山キスをしたね。

お前は俺の全てだよ。




ありがとう…ララ。

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