ジャッキー・チェンの最新作。
・・・だけど、見たのは去年の年末。
滞ってます。
他の映画も溜まっているけど、とりあえずジャッキーのは、優先して書いておこうかな。
引退するのはもう止めたのか、どんどん映画を作っている。
(息子の件でたいへんなのかもしれない。同情するけれど、おかげでジャッキーの活躍が続いているのはうれしいかも。)
最近はメッセージが込められた(←説教臭いとも言える)ものが多かったが、
今回はエンターテイメントに徹している。
深刻な雰囲気で画面も暗く、いつもの明るくてギャグに溢れたものではなかったのが残念。
しかし、ジャッキーの映画は、安定していて、見て損なし!
体を張ったアクションはすごくて、シドニーのオペラハウスのてっぺんで戦うシーンは圧巻。←撮影許可とったんだ〜。
ただ、62歳という年齢を思うと、ちょっと心配である。そして、尊敬。
あらすじ
警察長官の林東;リン・ドン(ジャッキーチェン)は、娘が危篤のため病院へ急いでいたが、途中で緊急の事件が起き、断腸の思いで現場へと急ぐ。
1人の科学者の命が狙われる事件が起こっていた。彼は、人の体を改造する研究をしている。重要な研究なので、技術を盗まれないようにということなのだが、襲って来た敵・アンドレ(Callan Mulvey)が強過ぎてたいへんな事態になっていた。
そこで重傷を負った林東は、警官を引退する。
↓↓女性の部下の苏姗;スウ・シャン(夏侯云姗;エリカ)
アクション、すごいキレキレ。みごとです。
引退後の林東は、オーストラリアに暮らしていた。
清掃員として静かに暮らしながら、1人の少女・ナンシー(欧阳娜娜;オーヤン・ナナ)を見守っていた。
警官を辞めたといっても、すごいやり手の警官だったから、実は何か秘密の調査でもしてるのかなと思ってみていると、この少女、気が強くてケンカっぱやい。笑。
↓↓↓ナンシーを演じるオーヤン・ナナは、先にチェリストとして有名になり、その後女優になった。裕福な有名人一家に育った。叔母は日本でも活躍した『ラヴ・イズ・オーバー』のオーヤン・フィーフィー。
ナンシーが、学校の食堂でもみ合いになっていると、そこに助けに出て行くのが林東ともう1人。それが李森;リ・シン(罗志祥;ショウ・ルオ)だ。
林東も李森も、普段からナンシーの行動を追いかけている。
↓↓↓まだ敵か見方かも分からないので、林東に捕まってしまった李森。
李森を演じる罗志祥;ショウ・ルオは、台湾の大スター。
最近は、チャウ・シンチーの『美人魚(邦題;『人魚姫』)』で、下半身タコの役やってたのが印象的。歌って演じて司会して・・・、多才でかっこいいのに、コメディでおもいっきり三枚目を演じ切るのも人気のところ。気取らないところがいいのよね。)
ナンシーはオーストラリアの孤児院で育ち、毎日のように恐ろしい夢を見る。
それから逃れたくて、怪しい催眠術師ところへ通っている。その帰り道で暴漢たちに襲われ、助けてくれたのも林東と李森だった。
その後、ナンシーは黒い服の女性(Tess Haubrich)に追いかけられるようになる。
↓↓↓いかにも悪い組織の殺し屋ってかんじ、笑。
その黒い服の女性は、冒頭で科学者の命を狙ってきたアンドレの手下だった。
実は、アンドレは科学者が作った改造人間。しかし、まだ実験段階だったので不具合が多く、定期的にメンテナンスをしないといけない。そのメンテナンスに、ナンシーが必要なのだ。
というのも、ナンシーも改造人間なのだ。
これは、本人も気づいてない秘密で、それを見守っていたのが林東だったのだ。
アンドレはまだ実験段階のままなので未完成だが、ナンシーは完成された改造人間。
秘密は、血液にあった。
ナンシーの血液に含まれるもの・・・よく分かんなかったけど、笑・・・があれば、ケガも病気も自動的に回復してしまうのだ。アンドレは、ナンシーの血を自分に輸血したい。そうすれば、メンテナンスが必要なくなるはず。
林東と李森は、必死にナンシーを守ろうとするのだが、ついにナンシーはアンドレに捕まってしまった。
果して、ナンシーが改造人間になった理由は・・・? 林東や李森との関係は・・・?・・・?
最後はやっぱりアクション
最後のほうは、ほぼアクションシーン。
ナンシーを助けるために、林東と李森と部下の苏姗(女性警官)はアンドレのアジトに潜入して、戦う、戦う。
出てくる敵たちの様子が、なんとなくスターウォーズを思いださせるのはご愛嬌。笑。
それでも、この辺りになってくると、ジャッキー・チェンお得意のお笑いアクションが出てくるのだが、今回、それを担うのがジャッキーではなく、李森(罗志祥;ショウ・ルオ)というのが、おもしろいところ。
もちろん、ジャッキーチェンもアクション満開です。
エンターテイメントなので、特に深く考えることもなく楽しめる。
おすすめのジャッキー・チェンの新作映画です。
*写真は、百度からお借りしています。
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