明けましておめでとうございます。

・・・というにはもう日が過ぎすぎて、

静かに更新・・・。笑。

 

 

まずは溜まっている(中国では)去年公開の映画から。

『マンハント』あらすじ。かなりネタバレ。

 

 

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香港の巨匠、ジョン・ウー監督の最新作であり、

日本では、福山雅治さんが中国映画に出演というので、話題の作品だった。←中国では10月に公開済みです。

 

ちょっと出演してるぐらいなのかと思ったら、堂々の主演!えっ!

おお〜〜!! なんかうれしい。笑。あいかわらず、かっこよかった。

 

しかし、内容は、けっこうツッコミどころ満載〜〜。(←あくまで、個人の意見。)

 

 

過去の映画のリメイク、リスペクト?作品

この映画は、日本映画の『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年公開、原作は、西村寿行の同名小説。監督:佐藤純彌)のリメイクで、監督も香港映画の巨匠ジョン・ウー監督、しかも日中合作ということで、中国でも公開前からかなり話題だった。大々的に宣伝していた。

ちなみに、日本映画の『君よ憤怒の河を渉れ』は、文化大革命以降初めて公開された外国映画だったこともあり、中国で大ヒットした。

 

もちろん、設定は現代に直してあって、ジョン・ウー監督得意のアクションシーンが満載で見応えがある。

出演者は日本・中国・韓国の豪華俳優女優陣なので、映画中の会話は日本語と中国語と英語である。

 

見ていて、オール日本ロケだったのにはびっくりした。

いつの間に・・・、って。日本に住んでないから分かんないんだけれど、日本では話題になっていたのか。

なんといっても、水の街大阪の川? 水路? での水上オートバイを使ったシーンは圧巻だった。

ラストがこれだったらいいのに・・・と思ってしまうほどの力の入ったシーンで見応えあり。

 

でも、全体としてはどうかな〜・・・。

福山さんのファン以外にはオススメしたいというほどではなかったかも。

やはり、過去の映画のリメイクということで、ストーリーを現代にしたといっても何か古いかんじがしたし、

見ていて、全員中国の俳優で中国ロケでやったらよかったんじゃないの? と思えてしかたなかったのが正直なところ。

いろいろ”大人の事情”があった結果なのかもしれないけれど、日本でヒットするのか。

とりあえず、中国ではヒットというほどではなかったです。はい。

 

 

あらすじ

舞台は、日本。(オール日本ロケ)

演歌の流れる居酒屋にふらりと入る1人の男は中国人。日本で活躍する国際弁護士の杜丘;ドーチュウ(張涵予;チョウ・ハンユー)だ。←過去には高倉健さんがやっていた役。

カウンターの向こうには美人女将がいて、ドーチュウとの間にいい雰囲気が漂うその時に、店には数人のヤクザと思われる人々が入ってくる。絡まれる女将を助けようとするドーチュウだが、大丈夫と断られて店を追い出された後、ヤクザと女将の間で銃撃戦が始まる。

 

女将と思っていたのは、実は殺し屋の紫雨;ツーユー(韓国女優のハ・ジオン(河智苑))だった。

ヤクザたちを打ち殺した紫雨;ツーユーと殺し屋の仲間・红霞;ホンシャー(吴飞霞;アンジェル)は車で去って行く。

 

 

え〜、ここまで始まって5分かそこらだと思うのですが、わたしはけっこうツッコミました。笑。

というのも、ハ・ジオン演ずる女将がチョウ・ハンユー演ずる弁護士と日本語で話すのですが、やっぱり少し日本語がへん。

弁護士は中国人だけど日本で仕事もするから片言の日本語で、それは分かる。でも、女将は日本人のはずなのに、ちょっと違う?? 日本人的には、聞いたらすぐ分かる違和感。

ま、でも、韓国の女優さんだし、がんばってるよな・・・と思ったら、女将が突然「你是中国人吗?」(あなたは中国人ですか?)と言ったその中国語の発音が、日本語よりうまい!まるで中国人(たぶん、吹き替え)・・・あかんでしょう・・・笑。

 

そして、着物を脱いで店の外、角に停めてある車で立ち去るのですが・・・。

日本でそんな銃撃戦したら、すぐに近所に通報されて警察が来るから、なにごともないように逃げられないから。店の前、すごい人だかりですわ。だいたい、取締り厳しい昨今、そんなヤクザいないし・・・。

 

というわけで、ずっと見ていると、女将は暗殺者が化けていて日本人じゃないと言うことも分かってくるし、つじつまは合ってないわけではないと分かってくる。けれど、最初のシーンで衝撃の違和感がぬぐえず、そこからわたしは最後までその違和感を抱えたままスクリーン見てました。

 

その後もいろいろありましたが、とりあえず、ツッコミはここだけにして、あとはおとなしくあらすじを紹介。

 

 

そして、シーンは変わって、大手薬品会社のパーティー

 

社長の酒井議広(国村隼)は、3年前の訴訟で弁護をしてくれた杜丘;ドーチュウに礼を述べ、息子・酒井宏(池内博之)を後継者としてみんなに紹介する。

パーティー途中、ドーチュウに近づいてくる女性がいた。彼女は、3年前の事件について話しがしたいという。ドーチュウが彼女と話しをして家に帰ると、寝室のベッドで女性が死んでいた。

警察は、ドーチュウが犯人だと決めつけたが、逮捕されそうになるところでドーチュウは逃げ出すことに成功。

 

犯人が逃亡したというので追跡をする警察官の中に、矢村聪(福山雅治)と里香(樱庭奈奈美)がいた。新米の里香とコンビを組んだばかりの矢村は、工事現場でヘルメットや服は作業員と同じだが、靴だけ普通の革靴の男を見つけ怪しいと思うと、それがドーチュウで、激しい追跡をするがドーチュウはうまく逃げてしまう。

 

 

一方、最初のシーンでヤクザたちを打ち殺した紫雨と紅霞は新しい指令を受ける、それは、国際弁護士のドーチュウを消せ というものだった。2人は孤児で、幼い頃から暗殺者として育てられていた。最近では、身体能力を上げるために怪しい薬を使うようになり、ちょっとやばいんじゃないかと感じている。

ドーチュウが密かに人と会うことを知った2人は、ドーチュウを暗殺しようとする。しかし、失敗。というのも、紫雨は、居酒屋でヤクザから自分を助けようとしてくれたことを思いだし、躊躇してしまったのだ。

 

 

 

 

街で(舞台は、大阪の川沿いのおしゃれなカフェ←最近増えてます)銃撃戦があったと聞き、警察が出動。

逃げようとするドーチュウと矢村は、水上オートバイでカーチェイス。←迫力のシーン。そこでも、やはりうまく逃げてしまうドーチュウ。

 

 

 

ドーチュウは、浮浪者たちにまぎれてしまいなかなか見つからない。(かくまってくれる老人は、去年『やすらぎの郷』でもアクションを披露して話題だった(往年の)アクションスター倉田保昭)

 

 

ドーチュウは、真由美(戚薇;チー・ウェイ)という女性と知り合う。彼女の婚約者(田中圭)は、3年前にドーチュウが請け負った製薬会社の裁判の関係者だった。彼女は、婚約者が結婚の直前に自殺をしてしまったことを、疑問に思い調べていたのだ。ドーチュウは、婚約者の残した研究ノートなどを見るために、彼女の家、牧場を訪れる。

そこで分かったのは、自分が弁護して無罪を勝ち取った製薬会社が裏で怪しい研究をしているということだった。

 

 

左からドーチュウ、真由美、矢倉刑事、

矢倉は、逃げられないようにドーチュウと自分を手錠でつなげてしまう。

 

そして、追ってくる刑事や紫雨たち。再び激闘!!! またもや逃げるドーチュウ。←ここも見どころアクション満載。

 

 

ドーチュウが浮浪者たちのところへ帰ると、彼らの日銭をかせぐ仕事のひとつに、製薬会社で薬のテストを受けるというものがあることを知る。ドーチュウは、その中に混じって製薬会社の研究所に潜り込むことにするが、社長に顔を知られているドーチュウはすぐに見破られてしまい、そこには警察に追われるよりもっと恐ろしい罠が待っていた

 

 

 

中国映画市場に食い込め

中国では、ジョン・ウー監督の作品ということで、中国映画だといわんばかりの宣伝だったのだけれど、日本ロケだし日本の俳優もたくさん出ていて、ほとんど日本映画っぽいのだが、あらすじでは紹介できなかったところでは、竹中直人さんや斉藤工さんも出演している。

 

ちなみに、福山雅治さんとダブル主演の張涵予;チョウ・ハンユーさんは、中国では大スターだ。←ここ強調!!

この映画では高倉健さんを意識していたのか、ちょっと抑えめな演技だったが、ほんとはもっとかっこいいのよ。その魅力が100%出てなくて、残念だった。

 

日本ではヒットするのでしょうか。

ちょっと期待してます。

福山さんは、安定のかっこよさです。

 

 

 

 

しばらくブログお休みしていてなんだかまとまりのない内容になってしまいました。

次の映画は、夢枕獏の小説が原作の『妖猫伝』です。←予告〜。

 

 

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