中国は、清明節の連休中。
本日は、第二回北京西山トレイルラン大会のため、北京の郊外にやってまいりました。
北京の空気が澄んでいて、軽いショックを受けております。笑。
こんな青空。
主人は50キロに参加するので、朝早くに出かけて行つた。
コースは、50キロ中、3000メートルの高さを登る厳しさで、もちろん登ったら下りもあり、去年の女子の優勝者が7時間ちょっとだったという。
で、主人は、「俺は登り苦手だから、10時間くらいで走って、帰ってくる予定」と言って出かけて行った。
スタートは、朝8時。なので、なんだかんだ暗くなってからホテルに帰ってくると思っていた。
ところが、まだ明るい5時頃に、元気な顔して帰ってきた。
なんと! 大会が突然中止になったという。
今日の朝6時半に政府から、中止しろと連絡があったというのだ。
理由は、連休で他の家族連れなどがハイキングしたりしてると、競技で走る人に混じって危ないから、というらしいのだが、スタート1時間半前にって、それはびっくりだわ。
でも、さらにびっくりなのが、政府から大会は中止と言われたにもかかわらず、「大会はやめますが、フレンドリーランやります」って、距離を一律36キロに統一して、ヨーイドン!とピストル鳴らして走ったって。笑。
よくわかんないわ〜。笑。
日本なら、そんな突然言われることもないだろうし、言われたらスミマセンと解散するでしょう。
でも、そこは中国。
まさに、"上に政策あれば、下に対策あり"。
中国では、政府が政策を打ち出しても、民衆はそれをかいくぐる方法を考え実行するという意味なんですが、その通りだわ。
大会中止は政策というほどのものではないが、それでも政府からの御達しには違いない。
そして、大会はしませんが、距離縮めて練習的に走ります。という"対策"あり。
記録も順位も出ないけど、帰る人もいただろうけど、せっかく来たんだから走らずには帰れないという走り屋たちの気持ちは少なからず緩和したのではないか。
少なくとも、主人は、36キロを楽しく走って来たみたいだから、まあそれはそれでよかったね。笑。
でもこのコース、連休の家族連れがハイキングに行くような所でないような。笑。