カザンラクは、昨日滞在したヴエリコ・タルノヴォからバスで2時間。山越えをして、やってまいりました。
カザンラクは、毎年6月にバラ祭りが行われる。バラの産地として有名だ。
茶畑みたいなバラ一面の畑があるらしい。
ローズオイルを作る器具。
カザンラクの意味は、ローズオイルを作る銅の釜という意味。
ローズオイルの生産の始まりは千年ほど前からで、戦前には、パリ、ロンドン、ニューヨークに支店を置く、ブルガリアでも最大のバラ製品の会社があったという。
その会社は今はもうないが、政府はバラの研究所を作って、バラ関連の生産に力を入れている。
(バラ博物館で得たにわか知識。笑、)
どうりで、ガイドブックでも、「ブルガリアといえばバラ」と書いてあるはずだ。
また、カザンラクには、世界遺産の「トラキア人の墳墓」がある。
1944年に防空壕を作ろうとして見つかったというのだが、それまで墓泥棒もいなかったのかという、そちらに驚く。笑。
だって、トラキア人が住んでいたのは、紀元前4〜3世紀。中国なら、確実に空っぽだわ。笑。
トラキアというのは、金の都と言われていたというが、さすがの物ばかり。
現代でも通用するような洗練されたデザインに驚く。