こんにちわ。

日本では、大雨で被害に遭われた方、亡くなられた方もおられるようで、心からお見舞い、お悔やみ申し上げます。

 

江蘇省でも、昨日、竜巻がありました。雹が降って、雨も降って。

こちらも大変な被害で、心からお見舞い申し上げます。

また、心配してくれたみなさん、ありがとう。

わたしは被害のない地域にいて、元気です。

* * * * *

 

さてさて、そんなこともありながら、

今日の午後、2016年の「高考」=中国の大学入試試験の結果が発表された。

新聞に先駆けて、ネットではすでに大ニュース。

 

今年は、江蘇省の理系の状元=1番が、南通市の如东(如東)高校の李云飞(李雲飛←女性にしては、威勢のいい名前ですね。)さんだった。

ちなみに、数学満点!!すごっ!

 

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(写真は『江海晩報』2016年6月24日よりお借りしました)

 

 

江蘇省は全国でもレベルが高く、江蘇省で1番というのは、中国全土でほぼ1番のレベルなのだ。

南通は、教育熱心な土地なので、そんなすごい1番が出ても、わりと当たり前なかんじで捕らえられていて、出ない年はみんながっかりする。

ちなみに、文系の1番は南通ではなく、姜堰高校の魏思论(魏思論)さん。女性。

 

中国の大学受験事情は、日本とはかなり違う。

日本は、私立もたくさんあり、複数の大学を受験することができる。

一方、中国では大学受験といえば、この「高考」だけしかない。一発勝負だ。

だから、みんな必死。これに人生賭けている。子供も親も。

 

そして、試験の点数が出た後は、通常、学生は自分の点数に見合った大学に入学希望を出す。一応、第3希望まで出せる。そして、大学がその人を入れてあげますよ、と許可すると入学できるという流れだ。

 

しかし、このように「状元=1番」をとると違う。

大学から、「うちに来てくれ」と声がかかるのだ。

 

李雲飛さんも、さっそく北京にある精華大学から電話がかかってきたという。

精華大学は、中国の、特に理系ではトップの大学だ。

そこで、「行きます」と答えれば、もう入学は決まりとなる。(←日本と中国の大学受験は、こんなところも違うなあ。)

 

では、なぜ速攻電話をかけて、優秀な学生を奪い合うのか。

大学は大学で、各省の成績1番の人間を何人入学させたか、競い合っているのだ。

各省の成績1番がたくさん入学すること、イコール、その大学はレベルが高いということになるというのだ。・・・。

 

明日の新聞では、江蘇省の各市の1番はもちろん、上海や北京や、いろんな土地の1番の学生の点数と顔写真がでて、”お祭り状態” になると思う。

今年も南通は、鼻高々でよかったですね。

うちは、高考にまったく何の関係もないけれど、南通に住んでるし、明日は一緒にお祭り楽しもうと思う。明日は、どこへいっても、これで会話の掴みはオッケーです。